「夜に仕事がはかどる。以前は寝るのが午前3時でした」。アメリカの友人の言葉です。私は「夜型なんですね。私は朝型。だいたい4時半に起きます」と。
夜遅くまで起きている人のことを表す面白い英語があるのをご存知でしょうか。
"a night owl"(ナイト アウル)です。owl はフクロウ。"He is a night owl."で「彼は夜型です」。夜更けに木の枝に止まって、眼を光らせ「ホーホー」と鳴くフクロウの姿が目に浮かびます。
普通よく用いるのが"sit / stay up late at night"というイディオムです。"I stayed up late at night."で「夜更かししました」となります。
「よぴかり」という言葉を聞いたことがありますか。今はほとんど使われなくなりましたが、私は子どものころ年配の人が口にするのをよく聞きました。「おらいの息子、よぴかりで困ったもんだ」といったように。
これはもともと山形の方言で、宮城に伝わったようなのですが、「夜型」を実によく表している言葉だと思います。
さて「朝型」ですが、これも英語に絶妙な表現が。
"an early bird"(アーリー・バード)で、文字通り「早起き鳥」です。"He is an early bird."で「彼は早起きです」。
また、"a morning person."(モーニング・パースン=朝(型)人間)とも言います。
代表的な英語の諺(ことわざ)に"An early bird catches the worm."というのがあります。worm(ワーム)はミミズのような虫。直訳すれば「早起き鳥は虫を捕まえる」で、日本語の「早起きは三文の得」に相当します。
大津幸一さん(大津 イングリッシュ・スタジオ主宰)