川柳(10/11掲載)

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【水戸一志 選/評】

 女川原発2号機の再稼働問題は、地元女川町と石巻市の「容認」によって、先が見えた。◎隣県の帰還困難も処理水放流も目をつむる。教訓は「より安全な原発」の実現だったのか。安全神話改訂版には、「想定外の異変を除く」と書き加えるべきだろう。

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◎ フクシマを見て見ぬふりの再稼働   石巻市築山/飯田駄骨

  大賞は総理の売りの叩きあげ   東松島市赤井/片岡シュウジー

  総理殿忖度土壌は継がないで   東松島市大塩/小野よし

  秋なのだ体を鍛え栗ご飯   石巻市桃生町/高橋希雄

  不自由をわざわざ金で買いに行く   東松島市あおい/添田潤

  季節感なくて一年終わりそう   石巻市湊/小野寺徳寿

  銀びかりサンマ不在で新米寂し   石巻市水押/佐藤洋子

  ケータイ料下げてくれたら買い替える   石巻市蛇田/鈴木醉蝶