去る4月7日付の石巻かほく「つつじ野」欄で三浦浩氏が「セカンドライフ」と題し連載されているのが目に止まりました。長年の勤務から解放された定年後の「第二の人生」の活動の様子が記されています。
「セカンドライフ」 second life を調べると、辞書等には次のような例文が載っています。
start a second life (第二の人生を歩み始める)
retired Shinkansen to lead a second life (引退した新幹線が第二の人生へ)
Please enjoy your second life. (第二の人生を楽しんでください)
「Life」...2007年に惜しくも休刊となりましたが、世界に多大な影響を及ぼした写真雑誌。1945年8月14日ニューヨークのタイムズスクエアで日本の降伏が知らされ、歓喜に湧く市民の中で撮影された『勝利のキス』( V-J Day in Times Square )が有名です。
life 自体とても幅広い言葉で、「セカンドライフ」の「ライフ」は「生涯、一生」といった意味でしょう。
My uncle lived a happy life. (伯父は幸せな生涯を送った)
She dedicated her life to peace. (彼女は平和のため一生を捧げた)
He hoped for a new life in Africa. (彼はアフリカでの新しい人生を望んでいた)
などの例文が浮かんできます。
ちなみに「セカンド・ライフ」には別の意味があるようです。米リンデンラボが開発・運営するネットワーク・サービス。自分の分身となるキャラクターを作り、仮想世界で生活する、仮想空間で体験できる「もう1つの人生」というものです。
教職という一つの尊い業(ぎょう)をなし終えて、さらに別なリアルな場で人生の炎を燃やそうという三浦氏にエールを送りたいと思います。
大津幸一さん(大津イングリッシュ・スタジオ主宰)