「栄光への脱出」...この華麗なタイトルに魅せられてか、好きな映画の一つでした。音楽も気に入って、何度聴いたか分かりません。
小学3年生の頃、僕にとって映画は大きな娯楽。切符売り場のおばさんが知り合いということもあり、毎日のように洋画を見ました。おばさんの決まり文句は「幸ちゃん、見ていがい(いかないか)」。
「栄光への脱出」の原題が Exodus と知った時は、少なからず驚きました。 Hollywood (ハリウッド)は元来、ユダヤ系移民が起こした町として知られています。
Exodus 出エジプト記(旧約聖書中の書;略 Exod. )
the departure of the Israelites out of slavery in Egypt led by Moses
(モーセに率いられたエジプトの奴隷イスラエル人の離脱)
ex-について言うと、大学時代、英語劇に熱中した僕にとって exit はお馴染みな言葉。 enter と対になります。 enter Hamlet (ハムレット登場)。 exit は「出口」。 an emergency exit 「非常口」。
ユダヤ系の有名人には、映画監督 Steven Spielberg (スティーブン・スピルバーグ)、米国務長官 Antony Blinken (アントニー・ブリンケン)などが。
もう一つ映画を紹介。 Schindler's List (シンドラーのリスト、米映画、1992年)。第二次世界大戦時にユダヤ人の大量虐殺が進む中、ドイツ人実業家オスカー・シンドラーが命を救った実話を描いています。
では、良き年をお迎えください。
大津幸一さん(大津イングリッシュ・スタジオ主宰)