友人に大学生のK君がいます。この夏、語学研修に行きたいと相談をされ、次のことを海外に発信してほしいと言いました。
日本は多くの自然災害に悩まされてきたのです。古来「地震、雷、火事、親父」と言われてきた通り。特に台風は多くの爪痕を残してきました。
The typhoon flooded the river.
(台風で川が氾濫した)
The typhoon hit the Kanto region squarely.
(台風は関東地方を直撃した)
「台風」は中国語の「大風」に由来するとのこと。中国の沿岸部も被害を受けてきました。
ハリケーン( hurricane )はカリブ語が起源。英語では storm と言うのが一般的でしょう。
「ハリケーン」というと私たちの記憶に新しいのは「ハリケーン・カトリーナ」ですね。2005年8月末にアメリカ合衆国南東部を襲った大型ハリケーン。多くの犠牲者を出しました。「人災」( consequence of human neglect )と言ってもいいかもしれません。
台風には数字の「~号」があっても名前はありません。頻繁にやって来るからでしょう。
かたや西ヨーロッパは総じて地震や台風とも無縁です。天にそびえる大聖堂などが可能だったのもうなずけます。
自然災害に見舞われる日本。この国で生きてゆく以上、私たちは知恵で乗り切らねばなりません。
大津幸一さん(大津イングリッシュ・スタジオ主宰)