入賞作品(2024年)
※各部門へ移動します・画像をタップすると大きい画像で確認できますシートの部
かほピョン賞
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「命のことを考えた」
石森 朔仁さん
宮城教育大学附属小学校 4年
審査員講評医師の夢へ思い強く
医師になることを夢見る少年の力作です。「国境なき医師団」に参加する仙台市出身の男性を取り上げた記事と企画展を通じて、夢に対する思いを一層強くした様子がはっきりと伝わる内容の1枚でした。
企画展で腕回りの長さから栄養失調の深刻度を見分ける「命のうでわ」を知ったといい、シートに印刷物を添付。世界に栄養補助の必要な子どもたちが大勢いることに触れて、「助けないといけない」と枠いっぱいにつづる文字には熱い思いを感じ取れました。
優秀賞
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「金色堂建立900年」
小出 大伍吉さん
ドミニコ学院小学校 4年
審査員講評色使い デザイン光る
中尊寺金色堂の色に合わせた明るい色使いや手描きの地図の挿入などデザイン性に高評価がつきました。担当教員の感想から、漢字の意味を辞書で苦労して調べながらまとめた様子も浮かびます。当初用意していなかった「優秀賞」を急きょ設けて選出しました。
佳作
ノートの部(小学生)
最優秀賞
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「宮城の偉人」
佐藤 涼音さん
仙台市立柳生小学校 4年
審査員講評記事集め 「偉人集」に
宮城県内で活躍する人物の記事を一枚一枚切り貼りして、1冊の「偉人」集に仕上げました。「名人」「書の達人」などジャンル別にまとめた1冊は、雑多な記事を詰め込んだ新聞も整理することで別の出版物になる可能性を感じさせてくれました。
登場するのは「幻のメロン」を出荷する岩沼市の農業者、珠算の全国大会で優勝した小学5年生ら15個人・団体に上ります。
最終審査でも、「地域を深く学んでいる」「人の長所を丁寧に分析している」と絶賛されました。文句なしのグランプリです。
優秀賞
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「2024パリオリンピック」
千葉 衣栞さん
仙台市立寺岡小学校 3年
審査員講評選手の活躍追う労作
今夏のパリ五輪期間中、1日も欠かさずに日本人選手の活躍を追った労作です。仙台市出身のスケートボード女子選手の銀メダル獲得をはじめ、メダルの獲得枚数をシールで毎日記録。分からなかった記事中の文言の意味を丁寧に調べた点も評価されました。
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「広がるSDGs」
千葉 百香さん
石巻市立大谷地小学校 6年
審査員講評4項目 コンパクトに
要約、選んだ理由、感想、「発見」の4項目の文章がコンパクトにまとめられ、読まれ方にも配慮した点が評価されました。
SDGs(国連の持続可能な開発目標)の観点で取り上げたスクラップも複数あり、未来を担う若者への期待が高まる良作でした。
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「私が見つけた 新聞の中のAI記事」
山村 紗良さん
聖ドミニコ学院小学校 5年
審査員講評テーマ絞り 新聞読解
地方紙に全国紙、英字紙など幅広い新聞を読み込み、「人工知能(AI)」に関する記事に絞ってスクラップした力作です。AIによる画像加工など負の側面に触れつつ、業務効率化や解析の高度化など人類社会を変えるAI技術への期待感がにじみ出ています。
佳作
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「しぜんにともだち 土の中から」
三浦 愛依さん
石巻市立大谷地小学校 6年
ノートの部(中学生)
最優秀賞
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「私の一文字」
田村 結愛さん
加美町立中新田中学校 2年
審査員講評一文字が結ぶ芸術品
「宝」「挑」「旬」-。漢字と切り絵で装飾された表紙は芸術作品と言われてもおかしくないレベルです。表紙をめくると、計10個の記事がスクラップされ、それぞれの内容に合った「一文字」が色紙で丁寧に貼り付けられています。各ページには鮮やかな挿絵が書き込まれ、作品に華やかさを添えています。
全ページを読み終えると、表紙に並んだ10個の漢字が、10本の記事を象徴する「一文字」の集合体だったことが分かります。伏線の回収まで用意された見事な芸術的スクラップ作品でした。
優秀賞
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「My favorite things in summer!!」
佐藤 麗瑠さん
富谷市立富谷第二中学校 2年
審査員講評学習効果の高い作品
東北のお祭りなどイベントを中心に記事をスクラップし、言葉の意味調べや素直な感想をまとめました。非常に学習効果の高い作品になったと思います。冒頭に目次を設けて、選んだ記事のタイトルや日付を挿絵も入れながら書き込んだ点も丁寧な仕事でした。
模造紙の部
最優秀賞
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「つめのチカラ~とにかくつめはだいじ~」
三浦 颯人さん
聖ドミニコ学院小学校 2年
審査員講評爪への疑問 徹底調査
爪に対する疑問を、とことん調べた秀作に審査員の評価が集まりました。
「どうして爪は生えるの?」「正しい爪の長さは?」といった素朴な疑問から入り、調査内容や発見を写真やイラストを丁寧に配置して説明しています。学んだ内容をかみ砕き、端的に分かりやすくまとめている点も評価につながりました。
模造紙の部の最終審査は大激戦となりましたが、小学2年ながらも講演会に実際に参加して得た刺激を原動力とした新聞記者顔負けの調査力と巧みなレイアウト技術が決定打となり、栄冠をつかみました。
優秀賞
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「ありがとうUFO信号」
武田 昇大さん
上杉山通小学校 1年
審査員講評見出しに感謝の思い
「国内最後」となったUFO型信号機の撤去を伝える記事をスクラップし、「ありがとう」と感謝の思いを見出しに据えた心温まる作品です。撤去される3カ所に自ら足を運ぶ姿勢は、学習指導要領で重視される探究学習にも通じ、高い評価を得る要因となりました。
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「20年ぶりの新紙へいへ」
佐藤 紗希さん
仙台市立太白小学校 3年
審査員講評新たな課題にも言及
20年ぶりの新紙幣発行という今年ならではの作品。丁寧に新聞を読み込み、紙幣の原料にネパールの樹木が使われることや、新札切り替えに伴う詐欺増加や機械の入れ替えの負担といった新たな課題が生じていることも触れています。レイアウトもグッドでした。
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「楽天交流戦 優勝いただき!」
佐藤 吾橙さん
仙台市立人来田小学校 4年
審査員講評レイアウト プロ並み
球団史上初の交流戦優勝を果たしたプロ野球東北楽天の全18試合を一戦一戦、ダイジェストにした大作。活躍した選手の写真や見出しを切り取り、きれいに並べたレイアウト技術はプロ顔負けです。将来はぜひ、河北新報で一緒に仕事をしましょう。
佳作
審査員賞
審査員特別賞
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「来て!見て!あそんで!!楽しい宮城 」
佐藤 慶音さん
仙台市立柳生小学校 2年
団体賞
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「夢限大~中中生×加美町元気プロジェクト~」
加美町立中新田中学校 2学年
審査員講評地域の未来切り開く
中新田中2年生が地元で行ったフィールドワークを題材に制作した共同作品です。個人応募ではないため最優秀賞の選考からは外れましたが、作品の完成度の高さに審査員全員が思わず声を上げたほどでした。
地元のやくらいガーデンに焦点を当てた記事スクラップをメインに据えて、同所を訪れた生徒17人がはがき大のミニ新聞に活動報告をまとめています。フィールドワークの体験を生かした生徒発案の地域活性化策も盛り込まれ、引き込まれます。地域の未来を切り開くアイデアの実現を期待しています。
団体賞
聖ドミニコ学院小学校