河北新報特集紙面2022

2023年1月8日 河北新報掲載 
震災遺構に学び、石巻の未来を望む展望の地へ。

震災遺構に学び、石巻の未来を望む展望の地へ。

1.10の宿泊棟とロビーがあるフロント棟で構成される「追波湾テラス~考える葦~」 2.発災当時の生々しい傷跡を残す「石巻市震災遺構 門脇小学校」 3.津波火災によって焼け落ちた門脇小学校の教室 4.北上川と夕日が織りなす追波湾テラスからの夕景 5.北上川河口域に群生するヨシ原(2022年10月)

参加者募集

震災遺構に学び、
石巻の未来を望む展望の地へ。

宮城における震災犠牲者の3分の1は石巻市で発生しました。
このバスツアーでは、南浜・門脇地区の津波による火災の痕跡を残す
「石巻市震災遺構 門脇小学校」を見学します。
また、かつて北上川河口域に広がっていた国内有数のヨシ原の再生に尽力する
東北工業大学の山田一裕教授から
その取り組みの意義と展望について聞き、
ヨシを使った「ミニすだれ」をつくるワークショップにチャレンジ。
さらに、復興住宅を宿泊施設にリノベーションした同市北上町の高台にある
「追波湾(おっぱわん)テラス~考える葦(よし)~」を訪ね、
施設の見学をしながら、人口減に直面する地域での
新たな交流人口の創出を目指す取り組みについて学びます。

復興住宅からペットと一緒に観光を楽しめる宿泊施設へ。

屋内テラスがある「追波湾テラス」のフロント棟
▲屋内テラスがある「追波湾テラス」
のフロント棟

 高齢化と人口減に直面する石巻市北上町十三浜白浜地区。 東京・工学院大学建築学部の後藤治教授(現:理事長)の主導で復興住宅建築が行われ、2011年11月から入居が始まりました。民間主導ならではの計画から完了までのスピーディーな展 開は大きな話題になりました。また、周囲の景観とのマッチングを大事にし、地元木材と美しいスレート屋根が印象的な建築デザインも注目を集めました。10年が経過し、住まいとしての役割を終えた建物群は、新たな交流人口を生み出すべく、ペットと 泊まれる一棟貸しの宿泊施設「追波湾テラス~考える葦~」として、21年7月に再スタート。地元の運営会社と共に交流人口拡大を担うのは、NPO 法人りあすの森です。法人理事で、復興支援にも携 わっている鷹野秀征さんは「滞在客を増やすことで、地元の雇用や近隣のにぎわいを創出できればと考えています」と抱負を語ります。どの宿泊棟からも追波湾を一望する絶景を満喫でき、居室にはりあすの森が再生 に注力している北上川河口域のヨシを使った建材をふんだんに使用するなど、まさにこの地域ならではの魅 力に満ちあふれています。「利用者の方はもちろん、バスツアーの参加者にも未来に受け継ぐべき地元の宝に触れてもらえればと思っています」と話してくれました。

特定非営利活動法人りあすの森
https://riasnomori.wixsite.com/info

追波湾テラス~考える葦~
https://oppawan-terrace.jp/

ヨシ原の再生を目指しながら地域の未来を考える機会に。

山田一裕教授・中村琢巳准教授
▲山田一裕教授・中村琢巳准教授

ワークショップでつくるヨシの  「ミニすだれ」
▲ワークショップでつくるヨシの
「ミニすだれ」

 かつては屋根の材料やすだれ、紙など、人々の身近な生活を支えていたヨシ。北上 川河口域には200ヘクタールのヨシ原が広がっていましたが、東日本大震災で約半分が失われ、その内3分の1程度しか再生していません。東北工業大学の山田一裕教授は地元の企業やNPO法人と連携し、ヨシ原の保全に取り組んでいます。「ヨシ原の生態や役割を知ってもらうことで、持続可能な地域づくりについて考えてもらえたら」と話してくれました。このツアーでは、伝統建築を研究する中村琢巳准教授を講師として、ヨシを使って「ミニすだれ」をつくるワークショップも行います。

東北工業大学 地域文化財研究所
https://www.rc-center.tohtech.ac.jp/department/project/lab/lab_16.html

石巻市
「震災遺構と北上沿岸の再生」
バスツアー参加者募集!

募集要項

旅行期日
2023年2月19日(日)日帰り
旅行代金
1名につき1,500円(税込)
大人・子ども同額 
※3歳以下無料
  • 募集人員/40名様(最少催行人員20名様)
  • 食事条件/朝0回、昼1回、夕0回
  • 集合時間・場所/7:45・仙台駅(東口バスプール)
  • 服装/動きやすく汚れてもいい暖かい服装、歩きやすい靴
  • 持ち物/雨具
  • 添乗員/仙台駅より全行程同行します
  • 利用貸切バス会社名:みちのく観光

行程/※交通記入例 貸切バス〜〜

8:00 仙台駅東口より出発(貸切バス)〜〜9:30「石巻市震災遺構 門脇小学校」着、構内の見学と体験プログラム

12:00「寿司・割烹 竹乃浦」で昼食〜〜13:30「石巻市北上公民館」で講話とワークショップ〜〜

15:45「追波湾テラス」見学〜〜17:30「道の駅 上品の郷」でお買い物〜〜19:00 仙台駅東口到着解散

応募締切/1月29日(日)

※応募者多数の場合は抽選となり、お申込みサイト(たびーと)上にて当落発表を「2023年2月1日(水) ~2023年2月8日(水)」の期間で発表いたします。結果をご確認の上、ご当選された方は期日まで にお申込みサイト(たびーと)にてお申込みページへ移動し、購入手続きを進めていただきます。申込金のご入金が確認でき次第、正式に「お申込み完了」とさせていただき、2023年2月15日(水)までに「最終旅行案内」をご登録頂いたメールアドレス宛にお送りさせていただきます。 ※申し込みにあたりご提供いただいた個人情報は、お客さまとの連絡のほか、当プロジェクト推進のために当プロジェクトを主催する河北新報社へ提供いたします。

参加条件
①「今できることプロジェクト」の趣旨に賛同し、活動についての理解をより深めたいと考えている方。
②当日配布するアンケートに記入いただけること。
③当日撮影する写真と映像が、新聞および特設HP・facebookに掲載される場合があることをご了承いただける方。
※高齢の方、もしくは持病(重度のぜんそくなど)や障害がある方は、活動時や災害発生時の安全確保の観点から、主催者の判断で参加をお断りする場合があります。あらかじめご了承ください。
参加ご希望の方は
こちらのJTBお申し込みサイト(たびーと)にアクセスいただき、こちらからお申し込みください。
▸JTBお申し込みサイト(たびーと)
バスツアー内容に関するお問い合わせ
旅行企画・実施(株)JTB仙台支店 観光庁長官登録旅行業第64号 (一社)日本旅行業協会正会員
〒980-8520 宮城県仙台市青葉区一番町3丁目7-23 明治安田生命仙台一番町ビル3階
TEL 022-263-6712(平日9:30~17:30)
FAX 022-263-6693
総合旅行業務取扱管理者:田澤 康輝 担当:石澤 朋久