賛同企業のできること2025
被災者に寄り添う活動 継続的にサポート
心のケアや交流の場づくり
団体の活動を助成
大和証券財団は、ボランティア活動を支援する助成金制度で、東日本大震災の被災者支援に携わる団体へのサポートを続けている。2025年度は名取市の認定NPO法人「仙台傾聴の会」と仙台市青葉区の「東北大学インクストーンズ」などに助成金を贈呈した。
「仙台傾聴の会」は被災者の心のケアを目的に、「傾聴カフェ」を毎月開催。災害公営住宅の住民の交流の場として生きがい創出の役割も果たしている。一方、本年度で復興庁の助成制度が終了するため、事業の継続が危ぶまれている。
「東北大学インクストーンズ」は宮城県石巻市の災害公営住宅で、コミュニティ形成を目指したサロン活動を続けている。「石巻に寄り添う」をモットーに、地域イベントの運営にも携わるなど、交流の輪を広げている。
助成金制度は1994年に始まった。今年度は県内の計5団体を含む201団体を選んだ。

住民の交流の場として人気の「傾聴カフェ」

石巻の人々と交流を重ねる「東北大学インクストーンズ」のメンバー
取材協力/大和証券株式会社
来場者の安全と笑顔を守る 防災・減災の取り組み
非常時に適切な対応ができる
施設全体の安全意識を向上
仙台アンパンマンこどもミュージアム&モールは、2011年7月の開業以来、来場する親子が安心して過ごせる環境づくりに注力している。災害を想定した訓練は当初、年数回だけだったが、現在はミュージアムと入居店舗のスタッフと合同で、避難経路の確認や声掛けなどの実践的な訓練に拡充している。
ミュージアムには小さな子どもをはじめ、土地勘のない遠方からの来館者も多いため、スタッフは、緊急地震速報が発せられた際、来場者を落ち着かせる声掛けを行う。子どもには不安をあおる言葉を避け、日常と変わらない会話を交わすことで安心感を与え、楽しい記憶のまま帰宅できるよう配慮している。
研修や訓練を重ねる中、スタッフの防災意識は高まっている。21年に発生した震度5弱の地震の際も日頃の訓練が功を奏し、混乱なく安全確保ができた。最近では研修の動画を制作し、スタッフが常時学べる環境づくりも進めている。近年は自然災害が頻発し、完全に災害を「防ぐ」ことは困難となっている。だからこそ常に安心安全の施設を提供するため、さまざまな状況を想定した「減災」の取り組みを行い施設全体の安全性を高めていく。

来場者の命を守る技術を習得する救急救命講習会

水消火器を使った消火訓練に励む施設スタッフ
絵本の読み聞かせで 子どもたちの夢を育む
宮城県全域の施設を対象に
3500冊の絵本を寄贈
生命保険協会宮城県協会は2025年度、生命保険業界に勤務する職員からの募金を浄財として、宮城県内15カ所の保育園などに1カ所当たり2万円相当の絵本を寄贈している。
東日本大震災の復興支援として沿岸部の保育園・幼稚園を対象に12年から活動をスタート。現在は子育てと仕事の両立支援も目的に、県内全域の施設を対象にしている。震災後の14年間で、のべ247カ所に約3500冊の絵本を寄贈してきた。
今年9月には県協会の芳竹秀明会長が仙台市泉区の泉チェリーこども園を訪問。「大切に使ってくださいね」と話し、園児に絵本を手渡した。
子どもたちからは「絵本をありがとう」などの手紙が届いたほか、施設の運営者からは「運営費が限られる中、寄贈いただけるのはありがたい」といった言葉が寄せられているという。
県協会の橋本潔事務局長は「デジタル化が進む時代であるからこそ、絵本の読み聞かせを通じて子どもたちの将来の夢を育んでいきたい」と語った。

絵本の読み聞かせは子どもたちに大人気

大崎市のわかば第三保育園には三浦栄二副会長
(第一生命仙台総合支社長)が訪れ、絵本を寄贈した
取材協力/生命保険協会宮城県協会
「変化を味方に」 価値を創る次の一手
デジタルサービス×AIで
〝はたらく〟を最適化
リコージャパン株式会社宮城支社は、11月19日に「RICOH Value Presentation inMIYAGI 2025」をホテルメトロポリタン仙台で開催する。本イベントは、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)、AIなど、最新のICT技術を活用した業務改革やAI活用、脱炭素経営の実現に向けたヒントを紹介する。
今年は「変化を味方に」価値を創る次の一手をテーマに、宮城県内企業の具体的な事例や情報セキュリティ対策、人材マネジメントなど9本のセミナーと16本のミニセミナーを実施する。展示エリアでは、AI活用やクラウドサービス、セキュリティ、脱炭素、省エネ活動など、幅広い分野の最新ソリューションも出展する予定。
参加は無料で、事前予約制。詳細・申込は公式サイトから。スマートフォンなどのカメラ機能で二次元コードを読み込み、応募フォームに入力して申し込む。

来場者の課題解決につながる情報を提供
取材協力/リコージャパン株式会社
「きみならどうする? 防災スタンプラリー」で学ぶ
災害時の対応について親子で考え、
学ぶ機会を提供
三井住友海上は、親子が災害時に備えておくべきことを話し合い、学ぶことができる、体験型の防災教育コンテンツ「親子で防災&保険ワークショップ」を昨年開発。顧客の防災・減災教育を支援し、災害に強く安心・安全な社会づくりに貢献することで、災害・事故時の補償にとどまらない新たな価値を提供している。
9月20日には「SENDAI SDGs WEEK2025」青葉山公園会場(仙台青年会議所主催)で、仙台支店と仙台MSA(同社代理店組織)が協働し、防災・減災に関するブースを開設。「クロスロード」という防災ゲームを活用した「きみならどうする?防災スタンプラリー」を行った。参加者は、「火事のピンチ」「ひなんのピンチ」などのシチュエーションごとにさまざまな選択を迫られ、災害時の行動を考える力を養った。約100組200人の親子が参加し、スタンプラリーゴールでは、「防災マスター認定証」を子どもに授与。親子で防災について考えるツールとして「ピンチをのりこえるヒント集」や「防災チェックシート」を配布した。
スタンプラリーに参加した親子は「子どもたちと防災について話し合う良いきっかけになった」と喜んでいた。

ブースの運営スタッフが集合して記念撮影

参加した子どもたちへ防災に役立つツールを配布
取材協力/三井住友海上