東北発展のために

河北新報社 本社 河北新報社 本社

 河北新報社は1897年、一力健治郎により創刊されました。社是に「東北振興 不羈独立(誰の援助も受けず、独立の立場で言論の自由を守る)」を掲げて東北で暮らす人々の目線に立った報道を125年間一貫して続け、東北の発展とともに歩んできました。

日々の紙面 日々の紙面

 人々の生活の安全を揺るがす災害や事件事故の発生をはじめ、政治や行政、経済、スポーツ、街の話題、生活、文化といった東北で日々起こる出来事をいち早く取材し、きめ細かく伝えてきました。東日本大震災後は震災報道と復興への後押しに全力を傾けてきました。

 半年から1年以上にわたるキャンペーン報道で、社会に対する問題提起も行っています。2018年度には東日本大震災に関する二つの連載「止まった刻(とき) 検証・大川小事故」「『いのちと地域を守る』震災伝承・防災啓発プロジェクト」で新聞協会賞をW受賞。21年度には「東日本大震災10年」で新聞協会賞を受賞しました。震災の復興検証、東京電力福島第1原発事故後の立地地域の実情、遺族の思い、宮城県南三陸町防災対策庁舎の生存者証言、震災関連死の死因解明など多角的に報じました。新聞協会賞受賞は13回目になります。

日本新聞協会賞受賞歴
編集
部門
1973年度 連載企画「植物人間」
1983年度 「スパイクタイヤ追放キャンペーン」
1992年度 「考えよう農薬、減らそう農薬キャンペーン」
1994年度 連載写真企画「こころの伏流水―北の祈り」
1996年度 連載写真企画「イーハトーブ幻想―賢治の遺した風景」
1997年度 連載企画「オリザの環」
2011年度 東日本大震災の一連報道
2014年度 連載写真企画「潮路はるかに 慶長遣欧使節船出帆400年」
2018年度 連載企画「止まった刻(とき) 検証・大川小事故」
2021年度 「東日本大震災10年」
経営
業務
部門
1991年度 「事務改善・OA推進運動―多段階方式の管理部門活性化戦略の展開」
1996年度 「広告業務への電子技術導入による高能率化・省力・省人化の達成」
2018年度 「いのちと地域を守る」震災伝承・防災啓発プロジェクト
「奥羽の義」連載1回目の鶴ヶ城のシルエット 「奥羽の義」連載1回目の鶴ヶ城のシルエット

 毎日のニュースを追う一方、時代の中に埋もれた事実を掘り起し後世に伝える役目も果たしています。河北新報創刊の由来にもなった戊辰戦争(1868年)から150年を迎えた2018年度には、明治新政府に敗れ「賊軍」の汚名を着せられた東北諸藩の側から歴史をひもとく大型企画「奥羽の義」を展開しました。

仙台・青葉まつり 仙台・青葉まつり

 東北の四季を彩る自然や祭りやイベント、サッカーJ2ベガルタ仙台、プロ野球東北楽天、バスケットボールB1仙台89ers(エイティナイナーズ)といった地元プロスポーツの活躍もどこよりも手厚く取材し、地域の盛り上げに一役買っています。

東北楽天ゴールデンイーグルス 東北楽天ゴールデンイーグルス