2013年12月16日 河北新報掲載
「今できることプロジェクト」2013年度の活動は、企業と市民がいっしょになって、具体的なアクションを展開していきます。「被災地を訪ねる観光型支援」について、訪問先地域・団体を募集したところ、多数のご応募をいただき、ありがとうございました。事務局にて訪問先を「金華山」に決定させていただきました。そこで、読者の皆さんに実際に「金華山」を訪ね、被災地の現状を自分の目で見て知っていただくバスツアーの参加者を募集いたします。ぜひこの機会に、今できることプロジェクトの活動にご参加ください。
●ツアーの模様は後日河北新報紙上および当プロジェクトホームページで紹介します。
【募集は終了しました】 応募締切 2014年1月7日(火)
訪問先/金華山 実施日/2014年2月1日(土)
行程 【募集は終了しました】
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●8:00仙台駅東口出発(貸切バス)
●女川港から観光船にて金華山へ
●金華山着、黄金山神社参拝など(神社内にて震災時の話など講話)
●観光船にて女川港へ。その後昼食
●帰路お買い物タイム
●18:00仙台駅東口解散
※天候等により行程が変更になる場合がございます。
※現地は坂道が多く、地震や台風の影響で歩きにくい場所があります。
募集概要 【募集は終了しました】
- ●参加費用/
「今できることプロジェクト」の一環として、招待します。ただし、昼食代の一部1名1,500円は参加者負担にてお願いします。また、河北新報社発行「東日本大震災全記録~被災地からの報告~」(定価1,500円)を進呈いたします。 - ●募集人数/40名(応募多数の場合には抽選となります)
- ●食事条件/昼食1回
- ●添乗員/同行いたします。
- ●参加条件/
(1)「今できることプロジェクト」の趣旨に賛同し、観光型支援についての理解をより深めたいと考えている方。
(2)当日配布する、当プロジェクトについてのアンケートに記入いただけること。
(3)当日顔写真を撮影させていただき、後日アンケート内容とともに新聞および特設HPに掲載させていただく場合があることを了解いただける方。
応募方法 【募集は終了しました】
はがき、メールにてお申し込みください。
- ●応募者の住所・氏名・年齢・電話番号(日中連絡がつきやすい電話)、応募動機、参加希望人数・参加希望者全員の氏名・年齢を明記してください。
※応募多数の場合には抽選となります。当選通知は当選者にのみご連絡いたします。
※ご記入いただいた個人情報は河北新報社で管理し、当プロジェクトの運営にのみ使用します。 - ●応募先/今できることプロジェクト「観光型支援」係
- ● はがき/〒980-8660(住所記入不要)
- ●Eメール/imadeki-info@po.kahoku.co.jp
※ 係名は必ずご記入ください。
「被災地を訪ねる観光型支援」訪問先は金華山に決定!
金華山は震災の震源地に最も近かった場所です。古くから信仰と観光の島として知られてきましたが、震災後は観光客が激減してしまいました。
地震と津波、その後の台風の被害は甚大でした。中でも大きかったのは1メートル以上の地盤沈下です。桟橋が使えず、震災前は毎日あった定期船が長らく就航できませんでした。地盤の緩んだ参道は台風や大雨で土砂が崩れました。境内には被害の爪あとが各所に残っています。
参道はボランティアなどの力を借りて被害のたびに仮復旧させ、安全に参拝いただけるよう整えました。定期船も今年5月にようやく再開(日曜日のみ)され、客足は戻りつつあります。それでも年間6、7万人だった震災前の半分にも達しません。
金華山は霊験あらたかな島であり、姿の美しい山でもあります。近年はトレッキングなども人気です。原生林が茂り、野生の動物がいる。自然と癒しに満ちています。
復興は道半ばです。金華山が元気だと、牡鹿半島全体が活気づきます。実際に来て、見ていただくだけで大きな支援になります。みなさんのご訪問をお待ちしています。
豊かな自然が残る島、金華山。
牡鹿半島の先に浮かぶ離島。周囲26キロ、海抜400メートル超。恐山、出羽三山と並ぶ「奥州三霊場」に数えられ、中腹に金運、開運の神とされる弁財天を祭る黄金山神社がある。「3年続けて参拝すれば一生お金に不自由しない」という言い伝えがある。
神社の関係者数名が住むほかは住民はいない。島には野生のシカやサルも多く生息する。石巻市鮎川の鮎川港と宮城県女川町の女川港から観光船が出ている。