2015年4月15日掲載 河北新報掲載 復興を担うこどもたちを応援 こども未来応援教室
企業と市民がいっしょになってアクションを進めてきた今できることプロジェクト2014。
最後の活動は、被災地の復興を担うこどもたちを応援するイベント「こども未来応援教室」を3月22日(日)、名取市の尚絅学院大学で開催しました。
自分たちの住む地域の将来やこれからの復興を担う子どもたちに、教育という観点からの支援として興味深い学習プログラムを提供しようと、今できることプロジェクトを推進している賛同企業が、企業の思いを伝えながら面白い授業を展開する「社会科学習」(午前の部/3教室)。
いま子どもたちの関心が高い各種のシゴトについて、プロの方から直接授業を行ってもらい、子どもたちにそのシゴトを体感してもらう「シゴトワークショップ」(午後の部/7教室)。
会場は、約300人の子どもたちの熱心な表情と笑顔に満ちていました。
こども未来応援教室 メニュー
【授業1】森について学ぼう 提供/アサヒビール
森と環境の大切さ クイズと実験で楽しく勉強
アサヒビールの事業は、自然の恵みの麦芽やホップ、水 によって支えられています。このため、貴重な水を浄化し蓄える機能をもつ森林を大切にと考え、1941年から広島県に社有林「アサヒの森」を守り育てています。2006年からは地元の子どもたちに森の中で自然体験をしてもらう「アサヒ森の子塾」を実施。今回の授業は、宮城県内の子どもたちに森の大切さを伝え、クイズや実験を交えて体感してもらうものとなりました。
「植物が二酸化炭素を吸収していることを実験するには?」とクイズが出され、「ビニール袋に息をふきかけて二酸化炭素を測り、植物にそれをかぶせて変化を測る」と参加者がみごと正解。息を吹き込んだ袋は約3000ppm、それを植物にかぶせ30分後は約1700。植物は実際に二酸化炭素を吸収しました。
後半はアサヒの森の間伐材を活用した木片キットを使って、ペン立て作り。好きな色を塗ったり、絵を描いたり、楽しく工作しました。
参加者の声
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森林は私たちの身近にある大切なものだと、あらためてよくわかりました。木材を生産するだけでなく、二酸化炭素を吸収してくれる大切なもの。
仙台市宮城野区 阿部希実さん(11) -
森のことがよくわかりました。アサヒビールは、ビールしかつくっていないのかなと思っていたので、びっくりでした。
名取市 中澤綸さん(9) -
「アサヒの森」の勉強をし、人工林は日光がとどくよう間伐をするなど工夫して森を豊かにしていることがわかりました。きちょうな体験でした。
仙台市若林区 千葉日菜乃さん(9) -
ふだんテレビなどで見ている森でも、アサヒビールのような会社が管理していることなどを知れてよかったです。今、私たちにできることを考えさせられました。小学生向けの活動に参加してみたくなりました。
仙台市太白区 榎戸あかりさん(11) -
地球温暖化についてよくわかりました。とても大変なことだと思いました。自分でできることをしていきたいと思いました。
仙台市若林区 渡邊郁香さん(12) -
工作を思っていたよりもうまくできてよかったです。そして、いろいろべんきょうになることがたくさんあって楽しかったです。
仙台市太白区 富永恵理さん(8) -
森林などについての話も、大変興味深く内容の濃い話で、ためになりました。工作も、木に触れながら、楽しく取り組むことのできる、良いものでした。
仙台市青葉区 髙橋彩美さん(13) -
地球温暖化について知らなかったことを知ることができてよかった。アサヒの森の話では、人工林より自然のままの方がいいと思っていたけど、実際は人工林の方がいいことがわかった。
仙台市泉区 佐藤悠希奈さん(14) -
地球温暖化や森林について、今ちょうど学んでいるところで、学校で習うより細かく、わかりやすく説明してくださって、とても良い経験になりました。
名取市 小島寛菜さん(11) -
アサヒビールが森を作っていたなんて知らなかったし、あらためて森や自然の大切さを感じました。
仙台市太白区 鈴木孝子さん(12)
【授業2】紙づくりの物語 提供/日本製紙
環境に配慮して作られる紙を実際に抄いてみよう
紙は木材パルプから作られています。日本製紙はこの大事な地球資源を壊さないようさまざまな取り組みを行いながら紙を作る、日本を代表する製紙会社のひとつ。原料となる木を自社で植栽するトゥリーファーム構想や、端材や間伐材から原料を調達するなど、環境に配慮した活動を行っています。授業では紙がどのように作られているのか、日本製紙ではどのような取り組みを行っているかについて、DVDやクイズを通して学びました。「紙は木からだけではなく古紙からもできています。紙を分別することは環境を守ることなのです」という言葉に参加した子どもたちも共感した様子。
授業の後は6つのグループに分かれ、1グループずつ紙抄き体験をしました。教えてもらいながら慎重な手つきで真剣に取り組みます。できあがったはがきにはスタンプを押し、自分だけの1枚を楽しく作ることができました。
参加者の声
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はがきを作ることができて良かったです。紙のお話も分かりやすく、ていねいで楽しかったです。
仙台市太白区 並木小百合さん(11) -
紙が木からできていることは知っていましたが、新聞紙に8割も古紙パルプが使われているとは知らず、びっくりしました。
仙台市青葉区 及川那知さん(13) -
紙がなくなったらどうしようと考えることがありますが、リサイクルして再利用していることを知り、環境にいいなと思いました。
仙台市泉区 山本侑奈さん(12) -
紙を作る人は環境のことも考えているんだなぁと思いました。今日紙作りを学び、紙を大事に使おうと思いました。
仙台市泉区 内村真花さん(12) -
紙はパルプという物質から作られることが分かり、地球の環境にも十分気をつけていることが分かった。とてもためになった。
仙台市泉区 村上真悠さん(13) -
もともと学校で授業を受けていたため、理解できたのが良かったです。紙抄きも意外とスムーズに進んだので早めに完成することができました。
名取市 菅原菜見さん(12) -
初めてはがきをつくったので上手に出来るか不安でしたが、きれいに出来たので良かったです。
名取市 八巻佑衣さん(11) -
「紙はむだづかいしない方が良い」ということが分かりました。工場のけむりは水じょうきなので、地球にやさしくていいと思いました。
仙台市宮城野区 後藤優花さん(11) -
紙抄きを初めて体験してとても楽しかったです!また新聞の8割が古紙で出来ていると聞いてビックリしました。
仙台市泉区 氣田瑚雪さん(12) -
紙が木で作られていることは知っていたけれど、日本製紙が伐採する木を育てていることなどは知りませんでした。はがき作りも楽しかったです。
仙台市青葉区 佐藤愛奈さん(12)
【授業3】『飛ぶ』を造る~飛行機・ロケットのエンジン 提供/IHI相馬事業所
ロケットが飛ぶ仕組み 学んで作って、テスト飛行
IHIは、創業160年以上。日本の工業技術をリードしてきた会社です。「もともと船を造っていましたが、今は電車、自動車のターボ、飛行機のエンジン、ロケットまで造ってます」と講師の佐久間徹さん。今回の授業では飛行機とロケットが飛ぶ仕組みについて、楽しく学びました。
「飛行機の時速はジャンボジェットで約900キロメートル。では、ロケットはその何倍ぐらい?」というクイズ。予想をはるかに超えた28400キロメートルという答えに子どもたちもびっくり。飛行機の重量の半分が燃料であること、ロケットは燃料とともに燃料を空気のない宇宙で燃やすための酸素を運んでいる、燃料と酸素でほぼ重量の9割になる、という話にも驚いていました。
後半は「ロケットを作って飛ばしてみよう」。いろいろ工夫して作るとうまく飛ばせる4種類の飛行体作りにチャレンジしました。完成後はそれぞれテスト飛行。お父さん・お母さんたちも加わって歓声や笑い声にあふれた教室でした。
参加者の声
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IHIという言葉を知りませんでしたが、少しは知れた気がしました。難しい言葉はメモしておいたので家に帰ってから調べたいです!!
宮城県利府町 酒井このはさん(12) -
いままでエンジンなどの仕組みがいまいちわからなかったけれど、とてもわかりやすい説明で、どうやって動いているのかがわかりました。
仙台市泉区 佐藤聖真さん(12) -
工作がおもしろかったです。エンジンの仕組みがわかったので、これから飛行機を見るときエンジンに注目したいと思いました。
名取市 平塚優日さん(11) -
工作がおもしろかった。あと、ロケットや飛行機が飛ぶげんりについても、わかりやすくせつめいされていて、よかった。
仙台市若林区 後藤大貴さん(11) -
最後に飛行機のげんりを使った工作をしたので、そのげんりが分かりやすく覚えられた。
仙台市青葉区 佐々木快さん(11) -
いろんな物がかんたんにつくれたので、たのしかったです。どれもおもしろかったので、家でもまた作りたいです。
宮城県富谷町 植田紗羽さん(11) -
分からない事は、ちゃんと教えてくれて分かりやすかった。
名取市 伊東克さん(10) -
こんかい作った工作を家でも作っていきたい。自分で考えて作って遊びたい。
仙台市青葉区 狩野晴斗さん(11) -
とくに、実験がふしぎなものがいっぱいあり、おもしろかった。
大崎市 篠原滉平さん(12) -
飛行機、ロケットがなぜ飛べるのかを知れたし、教え方もわかりやすくて、とてもおもしろかったです。
仙台市太白区 佐藤健彦さん(13)
【1】ダンサーのお仕事
自分から本気で好きになり取り組むことが大事
講 師
ダンススクール フェイバリット
インストラクター MUTOさん
ずっと好きでやっていたダンス。本気で取り組み、教える機会も増えてきた頃にこれを仕事にしたいと思うようになりました。大きな舞台で踊ったり、いろんな人たちに教えたり、芸能人に会えたり、普通は体験できないようなことがたくさんあります。趣味が仕事というのはまさに夢のようです。生涯現役でいるためにも、日々の努力は欠かせません。
自分が好きなことを誰かに教えるときや、それを皆さんが笑顔で楽しんで取り組んでいる姿を見るときに一番やりがいを感じます。今回も、参加した子たちは本当に反応もセンスもよく、非常に楽しくレッスンすることができました。
どんなことでも自分から本気で好きになり、本気で取り組むというのはとても重要なことです。本当にやる気になったのであれば、「できない事なんてない!」と信じて頑張ってみてください。
お手本を見ながらステップ!
むずかしいけど楽しいよ!
参加者の声
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塩竈市 阿部愛彩さん(12)
将来の夢は舞台に立つこと!小学4、5年生くらいのころからミュージカルをやっているので、ダンスをする機会は多くあります。今日はとても楽しく教えてもらうことができました。将来は舞台に立つような仕事をしたいので、今日のことを生かして頑張りたいと思います。
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先生がおどっているとき、とてもかっこいいと思いました。今日はダンスすることができて、楽しかったです。
名取市 鶴見萌愛さん(10) -
ダンサーはあきらめようと思っていたのですが、たいけんしてみたらすごくダンサーのお仕事をしてみたくなりました。
仙台市宮城野区 小林真綾さん(9) -
先生がやさしくしてくれておぼえやすかったし、できない人にはできる人がおしえてくれて良かった。
名取市 矢内こころさん(9) -
すごく楽しかったので、またやりたいです。また教えてください!
名取市 西原七海さん(10) -
ダンサーの仕事のことやヒップホップのことを分かりやすく聞くことができて良かったです。楽しかったです。
仙台市青葉区 笹川岬さん(11)
【2】ファッションモデルのお仕事
人との関係が大事な仕事 心がけ一つで素敵な大人へ
講 師
モラドカンパニー
杉本りかさん
大学1年生のときにファッションショーの舞台に立つためにミュージカルの舞台から転向しました。さまざまな人や場面を表現するため、いろんな自分を演出できるという楽しみがあるのがモデルという仕事だと思います。スタイルや肌の調子を保つことも大事なことですが、人と関わりをもつ仕事として誰とでも仲良く接すること、いつも笑顔でいること、正しい言葉遣いや挨拶などは常に心がけなければなりません。
授業では参加した子どもたちが目を輝かせ真剣に講義を聞き、またウォーキングのレッスンにも真剣に取り組んでくれました。ミニファッションショーでは全員が素敵な笑顔で歩き、ポージングをしてくれて、とても活気のある講座ができたと思います。
誰もがモデルになれるというわけではありませんが、子どもたちには無限の可能性があります。今回学んだことを普段の生活の中でも忘れず心がけ、心身ともに美しい女性になってくださいね。
ウォーキングって難しい!
はい、ポーズ!
参加者の声
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仙台市太白区 浅野奈々佳さん(11)
モデルになるため頑張りたいテレビで東京ガールズコレクションを見たとき、モデルさんたちがとてもきらきらして見えたのでモデルになりたいと思うようになりました。今日教わったウォーキングの練習だけでなく、洋服選びやヘアアレンジにもチャレンジしていきたいです。
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私は雑誌をよくよんでいますが、生でモデルを見るのは初めてで、特に足がきれいでした。ファッションモデルの仕事にきょうみをもちました!
仙台市宮城野区 菅原未愛さん(11) -
いろいろモデルのことを知ることができてよかったです。またやりたいです。とってもたのしかったです。ありがとうございました。
名取市 山崎里音さん(9) -
小さい頃からファッションに興味をもち、ポーズや洋服などを研究してきました。もちろんモデルにもなりたかったので、今日はとてもいいきっかけになりました!
仙台市泉区 目黒叶乃子さん(11) -
モデルというとスタイルが良くてかわいい(きれい)というイメージがあったのですが、他人に愛される性格やオーラなども必要だということが分かりました。食生活や姿勢に気をつけたいと思います!
仙台市泉区 阿部愛弓さん(15) -
モデルにも種類がたくさんあることがわかった。歩き方などを詳しく教えてもらえてとてもうれしかった。モデルになってみたいと思った。
名取市 橋本瑞萌さん(14)
【3】消防士のお仕事
人のために働く喜びを人を守る仕事から学ぼう
講 師
名取市消防署の皆さん
消防士は人のために頑張れる熱い心が必要な仕事です。逆に言うと、人のためになる仕事がしたい、と思う人には向いている仕事です。消防学校で基礎を学んだ消防士たちは市民の命を守るため、誇りを持ってこの仕事を続けています。
消防士の仕事は決して安全なものでも、まして楽なものでもありません。しかし人の命を救うことができたとき、また病気だった人やケガをした人が元気になってくれたときの喜びには言葉にできないものがあります。
人は一人では生きていけません。だからこそ、今回のAEDの使い方や消火器訓練、特別救助隊の仕事体験を通して人の命を守る消防士の仕事を知ってもらい、自分のためだけではなく誰かのために働く喜びを知ってほしい。私たちはそのように考えています。
消火器噴射~!
ホースって重いんだね
参加者の声
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栗原市 千葉柊弥さん(10)
消防士は体力勝負 特別訓練で学んだよ人の命を守る消防士には興味がありました。今日はロープの結び方を教わったり酸素ボンベを背負わせてもらったりしましたが、ボンベは思っていたよりも重かったです。将来は救助隊になりたいと思ったので、そのためにも体力をつけたいです。
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AEDの使い方など、知っているようで知らないことがいっぱいあった。消防士になりたいと思った。
名取市 平岩諒さん(13) -
実際に消防車にのったり体験できたりしてとても楽しかったです。そして救急救命士になりたいという思いが強くなりました。
宮城県利府町 小関紗世さん(12) -
「消防士」という仕事はとてもすばらしいものであり、また命をかけてやりとげる仕事でもあります。消防士のみなさん、仕事頑張ってください!
宮城県富谷町 佐藤琳旦郎さん(12) -
しらないことなど、色々なことをしることができてとてもたのしかったし、消防士のレスキュー隊になりたいと思いました。
白石市 伊澤孝太さん(12) -
消防士などの仕事についてくわしく知ることができました。とっても楽しかったし、すごく興味をもつことができました。私も人を助けることができる仕事につきたいと思いました。
宮城県利府町 鈴木渚梨さん(12)
【4】電車運転士のお仕事
自分から本気で好きになり取り組むことが大事
講 師
仙台空港鉄道株式会社
業務部運輸管理所運転士
齋藤雅允さん
子どもの頃、祖父が電車の整備士をしており車両基地に連れて行ってもらったりして電車に興味がわき、運転士になりたいと思うようになりました。
電車の運転士はたくさんのお客さまの命と思いを背に、ルールを守り安全第一で日々列車を運転しています。絶対に事故を起こさないという強い使命感はどの職業にも負けません。高い技能と知識を必要とする仕事ですので、自分の仕事に誇りを持っています。お客さまが列車に乗車し、時間通りに駅に到着して降りていく姿を見ることが、運転士として何よりの喜びです。
電車の運転士になるためには、鉄道会社に入社しなければなりませんが、最後まで運転士になるという信念を持つことが大切です。運転士になりたいという思いをいつまでも持ち続けてください。
今回は熱心に話を聞いていただき、会場が一体となれました。感謝しています。
守ることが、いっぱいあるね
運転レバーにさわった!
参加者の声
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多賀城市 山本隆史さん(9)
電車に乗って出かけるのが好き電車の運転士になりたいと思って、今日はいちばん前で授業を受けました。プラレールが好きです。鉄道博物館に行くのも好きです。自動車ではなく、電車で出かけたいといつも言ってお父さん、お母さんにつきあってもらいます。
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運転士になるためには、たくさん試験に合格しないといけないから、これからはもっと勉強をするようにしたいと思った。
仙台市太白区 福田国太郎さん(12) -
運転士さんの仕事や経験を直接聞くことができて、良かったです。
仙台市宮城野区 後藤太朗さん(11) -
電車の運転士になるためのくわしい説明で、とても興味を持てた。実際の走行映像もありがたい。
大崎市 平塚大貴さん(12) -
将来は飛行機の操縦士になりたいと思っているので、電車運転士の方のお話も参考になるかと思って参加しました。
多賀城市 菅原一真さん(12) -
自分の知っていることがあったけど、それ以上のことが知れたので、うれしかったです。
名取市 伊藤那奈海さん(10)
【5】アニメのお仕事
人を楽しませたり感動してもらえる仕事
講 師
旭プロダクション
宮城白石スタジオ 制作進行
近藤深里さん
高校生の頃にTVに関わる仕事がしたいと思い、美術大で映像を学びました。アニメの仕事についたのは、たまたまです。勉強もなくアニメの仕事についたので、後から業界の勉強をしました。
TVアニメは毎週放送があるので、納品までを全うする根気や集中力が必要だと思います。
締め切りのある仕事なので、それに間に合わせる時はたいへんですが、作品が放送されて評価される時はやりがいを感じます。アニメは生活に密着しているわけではないですが、さまざまな人を楽しませたり、感動してもらえる仕事です。
アニメの仕事は、絵を描く、声を入れるだけでなく、さまざまな役割の人が得意な分野で活躍しています。どんな仕事があるのか調べて、自分が得意なのは何か考えてみてください。
今回は、みんな真剣に話を聞いてくれて、アフレコ体験会ではプロ並みの演技力を見せてもらいました。
このアニメに、声を入れてみるよ
キャラになりきって
参加者の声
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仙台市青葉区 田原櫻子さん(8)
アフレコをしてキャラクター気分アニメは大好きです。今日はアニメを見ながら声を入れるアフレコがあって、2回手をあげて参加しました。みんなとても上手でした。わたしもキャラクターになって、声優になったような感じで楽しくて、とてもうれしかったです。
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アフレコも体験できたので楽しかったです。ふだんできないことなので、きちょうな体験でした。
名取市 宍戸陽菜さん(11) -
アフレコがおもしろかったです。声を工夫して言うのが大変でした。
名取市 佐々木ゆいさん(11) -
アフレコたいけんができて、ものすごくうれしかったです。
宮城県美里町 米倉千尋さん(9) -
前からやってみたかった物で、しょう来の夢にもしていた職業なので、やれてよかったです。とても声を入れるのがたのしかったし、アニメがこうやってできているんだと、よりいっそう興味をもちました。
名取市 三浦友未佳さん(11) -
「あぶなかったぁ」というピチのセリフをアフレコしてみて、はじめは緊張していましたが、いざやってみるととても楽しかったです。声優さんに憧れているので、こういう体験ができてよかったです! また、将来はイラストレーターさんになりたいと思っているので、最初の方の仕事についての話がとてもためになりました。
仙台市泉区 松田はづきさん(14)
【6】研究者のお仕事
わからないことを楽しみ わかる努力を惜しまない
講 師
東北大学金属材料研究所
副所長 佐々木孝彦先生
実際に研究を仕事としてやっていこうと決めたのは、大学院で専門の物理学の研究をしているころ。研究発表が海外の研究者にも認められ、世界の第一線で研究していく自信と面白さを知ってからです。どんな小さなことでも世界で自分だけが知っている新しい発見をした、と思えるときはやりがいと喜びを感じます。
〝研究〟の結果は、すぐに役に立ったりしないことが多いもの。しかし、小さな研究結果も人類だけが持つ知識の積み重ねの一つとして永遠にその価値は残ります。それを学び新たな知識を付け加えて次の世代に受け渡す大切さと楽しさを、私は皆さんに伝えたいです。
研究では、一つの謎がわかると、新しい謎がいくつも現れます。わからないということを楽しみ、わかろうする努力を惜しまないこと、勉強を行い続ける忍耐力、新しいことへの好奇心を常に持ち続けてください。
研究者は、案外なりやすい!?
ウチワで冷やす実験!
参加者の声
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仙台市若林区 門間圭汰さん(11)
実験ノートを自分で楽しみたい研究者に興味があります。授業は面白くて、気化熱のこともわかりました。味噌汁はお母さんと作ったことはあるけど、あんなふうに実験ノートを作るとは思わなかった。いろいろ自分でやってみたら、楽しそうだと思いました。
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研究をする意義が大切なことが分かった。研究者という仕事について詳しく知ることができた。家に帰ったら、自分なりに身近にあることを調べてみたい。
栗原市 佐藤大悟さん(14) -
うちわで温度を下げられるということがすごいと思いました。スイカは水でぬらして、せんぷうきにあてるとはやく冷えるということにおどろきました。
登米市 佐藤航成さん(11) -
研究という事に深く興味を持ち、将来なってみたいと思いました。またこういう機会があれば出てみたいです。
仙台市若林区 阿部ひかるさん(13) -
今までも研究者の仕事はおもしろそうだったが、さらに自分もこの仕事につきたくなった。
多賀城市 松尾郁花さん(10) -
説明が面白く、研究はめんどくさいところがあるなと思った。でも研究を終えた時の達成感はすごいんだろうなと思った。
名取市 伊東遼平さん(10)
【7】獣医のお仕事
人の心と動物の健康を守る大切な仕事のひとつ
講 師
オノデラ動物病院
院長 小野寺秀之先生
獣医師になるためには獣医系の大学に進まなければなりません。現在、該当する大学は全国に16校とその門は狭く、学業を重ねると同時に心と身体を鍛えることも求められています。その苦労の末、多くの方が獣医師として活躍しています。動物たちの健康を陰ながら守ることができたとき、獣医師でよかったと感じます。
私たち人間も、犬や猫などの動物と同じ生き物。それは私たちがきちんと受け止めなければならない基本の部分です。そういうものが、この仕事にはたくさん隠れているように思います。人の心やその内面に大きく関わる仕事の一つでもあるので、動物の健康を守りながら、震災で被災した故郷・宮城の人々の心も守ってあげられるような獣医さんが、今後数多く出てきてくれるといいですね。
今回講義を受けた方たちは本当に動物が好きだったのでしょう。実際に触診するときの生き生きとした表情がとても印象的でした。
獣医さんになるのって大変…!
ドキドキしてる~!
参加者の声
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名取市 佐藤未奈美さん(11)
大好きな動物に関わる仕事がしたいよく家族で動物園に行くくらい動物が好きで、将来は酪農家など動物に関わる仕事をしたいと思っています。これまではそのためには勉強が一番だと考えていたのですが、体力も必要だと知り、今後は運動にも気を配りたいと思いました。
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「獣医になるにはどうしたらよいか」この話を一番聞きたいと思っていました。詳しく聞けてよかったです。獣医になりたいという気持ちが強くなりました。
仙台市泉区 田所千佳さん(12) -
獣医さんになるにはとても大変だということが分かりました。犬の心臓の音はすごく迫力があってびっくりしたけど、とても楽しかったです。
仙台市泉区 斉藤みなみさん(12) -
犬のしんぞうの音をききました。ねこはきいたことがあるけど、犬のしんぞうの音をきいたのは初めてだったので、きけてよかったです。
名取市 島谷心寧さん(10) -
動物の心ぞうの音や、動物の体の中は色々なしくみがあり、小さい体なのにせいいっぱい生きているんだなあとあらためて思いました。
仙台市宮城野区 山根千暖さん(10) -
私は獣医さんになりたいので、実さいに本当の獣医さんのお話を聞くことができてとてもうれしかったです。獣医さんになるために何をしたらいいのか分からなかったのですが、お話を聞いて分かったのでよかったです。
仙台市泉区 岡原由季乃さん(12)