河北新報特集紙面2015

2015年12月13日 河北新報掲載
レポート ボランティア型支援プロジェクト 復興の灯を一緒につくった

レポート ボランティア型支援プロジェクト 気仙沼イルミネーション作りボランティアへの参加 復興の灯を一緒につくった

「今できることプロジェクト」では、今年度のボランティア型支援として、気仙沼イルミネーションのイルミネーション作り・設置作業を行うボランティアバスツアーを11月21日に実施しました。イルミネーションは、震災後真っ暗で人が近寄らなくなった気仙沼の内湾地区に明かりを灯し、子どもたちに笑顔になってほしいと「ONE-LINE 気仙沼クリスマスイルミネーション」実行委員長の宮井和夫さんが中心になって2012年から開催してきました。毎年イルミネーション設置作業のボランティアが足りない状況でしたが、今回プロジェクトの参加者50人が4時間近く屋外で一生懸命作業をしました。

【動画】今できることプロジェクト2015「ボランティアバスツアー」

これからも皆さんとの奇跡の出会いを大切に

作業開始に先立ち宮井和夫さんら実行委員会の方々が設置方法を説明。参加者は指導を受けながら作業しました。終了後、一部試験点灯された「海の市」前で、宮井さんから「皆さんのおかげでたくさんの電球が付きました。今日の出会いを大切に、またお会いできることを楽しみにしています」と感謝のあいさつがあり、大きな拍手に包まれました。この日一日で、全体の約15%の作業を終えることができました。

作業の内容を説明する宮井実行委員長

作業終了後、宮井さんのあいさつを聞く参加者の皆さん

12/5 みんなで作った光が点灯

「ONE-LINE 気仙沼クリスマスイルミネーション」の今年の点灯式は、12月5日(土)午後7時より、参加者も作業を行った「海の市」駐車場にて開催されました。

気仙沼イルミネーション

2016年1月15日(金)まで開催

◎開催時間/18:00〜22:00
◎ 開催エリア/気仙沼の港町地区、田中前地区

復興に向かう気仙沼を見てください

ボランティア作業に先立って、鹿折見学台や建設中の防潮堤などを訪れ、気仙沼の被災状況と復興の様子を見学しました。案内役は、気仙沼観光コンベンション協会の熊谷俊輔さん。「気仙沼は津波の後で大火災があり、大変な被害でしたが、復興に向かって動き始めています。気仙沼の魅力はたくさんあるので、またぜひ訪ねてください」と話してくれました。

慣れるまで大変 でも楽しい

2~3人でチームを組み、階段手すり、岸壁沿いや駐車場周辺、緑地帯など各所に別れて作業を実行。電線が絡まないように丁寧に、そして接続はしっかりと。

おいしいね気仙沼の味わいお弁当タイム

日が暮れるまで作業 試験点灯でみんな感激

力を合わせて一心に行ったイルミネーション配線作業。日が暮れるまで頑張りました。階段手すりに配線した「海の市」の試験点灯で明かりが灯された時は、参加者一同大感激でした。

「寄付」にも、ぜひ参加を!

イルミネーションを継続していくためにはまだまだ資金が不足しています。
「寄付」にぜひご協力ください。

ファンドレイジングサイト「 JustGiving(ジャストギビング)」 http://japangiving.jp/p/1749

今回の「今できること」の紙面をPDFで見る