2016年4月16日 河北新報掲載 復興を担うこどもたちを応援 こども未来応援教室 レポート
今できることプロジェクト2015年度の最終活動として、復興を担う子どもたちを応援する「こども未来応援教室」を、3月21日(月・祝)東北学院大学多賀城キャンパスで開催しました。子どもたちにこれからの時代を見据えた興味深い学習プログラムを提供しようと、午前の部ではプロジェクト賛同企業などによる独自の授業「社会科学習」を実施。午後の部の授業は子どもたちの関心が高いシゴトについて、プロの方から授業を行ってもらい、そのシゴトを体感する「シゴトワークショップ」。また今回は、保護者向けのプログラムとして講演会を開催しました。会場は、約320人の子どもたちの熱心な表情と笑顔に満ちていました。
【動画】復興を担うこどもたちを応援「こども未来応援教室」レポート
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面白い授業を通して、好奇心が刺激されます。知識が広がります。
企業のことが、今までよりもっと身近に感じられるようになりました。
授業 ①
森について学ぼう
●提供/アサヒビール
飲料メーカーであるアサヒビールは、広島県にある社有林「アサヒの森」を守り続けることで、自然の恵みを後世に残そうと取り組んでいます。子どもたちに森の大切さを知ってもらおうと2006年に始まった「アサヒ森の子塾」もその一環。今回の授業ではクイズや映像を通し、森の役割やアサヒの森で行われている活動について学びました。
「アサヒの森」で力を入れているのは「間伐」です。「木を伐採すると森林を破壊しているんじゃないかと思われがちですが、実は違います。年月が経って弱っている木を伐採し、元気な木にたくさん日の光が当たるようにすることで、より豊かな森に育っていきます」と、映像を交えながら説明。伐採の様子と、明るく緑豊かな森の写真を見て、子どもたちは驚いた様子でした。
工作では、そのアサヒの森の間伐材を使ってペン立て制作に挑戦。自分の好きな絵や色でデコレーションし、自分だけのオリジナル作品に仕上がりました。
参加者の声
●森について学ぼうのペンたてをつくるときに、ななめや四角形があってたのしかった。二酸化炭素を吸収するのが森や海っていうのがわかりました。
仙台市宮城野区 渡部華乃さん(9)
●地球温暖化の原因や、森の大切さを学ぶことができた。将来で予想される異常気象を防ぐため、今からやるべきことをみつけたい。
多賀城市 竹内里緒さん(14)
●地球温暖化の進行を防止するための対策は私たちの身の回りにたくさんあることがわかりました。
仙台市太白区 角谷優莉さん(12)
●地球温暖化は、二酸化炭素を減らせば防げるのかなと思いました。地球温暖化を防ぐためにいろいろな活動に参加したいです。
仙台市宮城野区 阿部希実さん(12)
●私がまだ習っていない地球温だんかについて知りました。森林は目にいいだけではなく、地球にもやさしいなんてすごい。
仙台市太白区 上田悠衣花さん(11)
●森がなければいけないこと、そして森を大切にしなくてはいけないとわかりました。
名取市 本明来々寧さん(11)
●私たちにできることについて学ぶことができたから、ぜひ実行していきたいと思う。森を守るために私たちが責任を持って行うことが大切。地球に感謝します。
仙台市青葉区 阿部遥月さん(12)
●ペンたてをつくるときにうまくつくれなかったけどいい思い出になりました。アサヒビールさんが森をつくっているのにびっくりしました。
仙台市宮城野区 橋本星南さん(11)
●2050年の天気予ほうにはおどろきました。おひがんのじきに最高気温が36度なんて! アサヒビールさんが森をもっているとは知りませんでした。
仙台市青葉区 大塚千寛さん(10)
●森の大切さを知れて良かったです。身のまわりでできることをやっていこうと思いました。
仙台市泉区 佐藤美雲さん(12)
授業 ②
体験!デジタル表現塾。君の動きがデジタルへ。
●提供/リコージャパン宮城支社
リコージャパンは、複写機やレーザープリンタ、デジタルカメラなど、リコー製品の販売・保守を行う会社。360度カメラは名前の通り、撮影者を取り囲む全天球イメージを撮影することができる世界初のカメラとして好評を博しています。
授業ではこのカメラで撮影した仙台市地下鉄東西線各駅構内の様子を、手を動かしただけで自由自在に見て回れる体感ゲームを実施。参加者は一生懸命体を動かしながら、画面の中に隠された河北新報社のマスコットキャラクター「かほピョン」を探しました。
リコーの画像解析技術を使った、「絵を描くこと」を楽しむオリジナルソフト「紙アプリ」では、自分の絵をスキャナで読み込み、コンピュータ上で戦わせる「紙バトラー」と、描いた絵が画面の中で自由に泳ぎまわる「紙アクアリウム」を体感。描いた絵の特性で強さが決まる紙バトラーではトーナメント戦が行われ、優勝者には景品が贈られました。
参加者の声
●自分が描いたイラストが動いてとてもおもしろかったです。イラストとイラストがバトルしたのはハラハラしておもしろかったです。
仙台市太白区 大友陽菜さん(11)
●紙にかいたモンスターの強さをコンピューターにきめてもらって、がめんにうつしてバトルをしました。ぼくはゆうしょうしました。うれしかったです。
宮城県松島町 相澤拓真さん(8)
●自分の描いた絵が動いたり、360度カメラなど、いろいろおもしろいことがあったので、またやりたいです。
名取市 島谷心寧さん(11)
●紙に絵を描いてバトルしたことがとてもおもしろかったです。
仙台市宮城野区 佐藤あさひさん(11)
●自分の書いたものがスクリーンに映ったのがすごいと思いました。
仙台市太白区 並木小百合さん(12)
●自分の描いた絵がデジタル化されておもしろかったです。でももう少し内容が濃くてもいいのかなと思いました。
仙台市宮城野区 伊藤響子さん(12)
●スクリーンに魚がうつったり、自分のかいたものがたたかったりするのがたのしかったです。
仙台市泉区 神尾珠温さん(11)
●手で写真を動かせるのはすごいなと思いました。
仙台市青葉区 岡﨑華怜さん(10)
●自分がかいた絵が戦ったり、泳いだりしてとても楽しかったです。
多賀城市 砂金怜奈さん(10)
●紙に描いたさかなや動物が目の前の水そうに出てきたからびっくりした。
名取市 佐藤瑞生さん(9)
授業 ③
ロボットをつくる~つくり方とつくれるようになる方法~
●提供/東北学院大学工学部
機械知能工学科ロボット開発工学研究室の熊谷正朗教授が、子どもたちに「ロボットとは何ですか?」と質問して授業がスタート。いろいろな例をあげてロボットの条件を整理し「動く機械であること、コンピュータで制御していること、ほぼモーターで動かしていること」と基本が示されます。しかし教授は「もう一つ大事なのは、ロボットと名前を付けて受け入れられることが必要」と参加者を驚かせます。つまり掃除ロボットは「掃除ロボット」と名前を付けたからロボットであり、もっと高度な作業をしていても全自動洗濯機や自動運転車はロボットとは呼ばれない、と説明がありました。その後メカニズムなどロボットの中身、さらにつくり方へと話が進みました。
一通りロボットの知識を学んだ後は、ラウンジに移動して実際のロボットを間近で見たり動かしたりするロボット体験。子どもたちは玉乗りロボットやUFOキャッチャーなど5つのロボット類を自分で動かし、歓声をあげていました。
参加者の声
●玉乗りロボットやいろいろなロボットの仕事がわかってよかった。
仙台市太白区 島貫凛花さん(11)
●ロボットとは何かの答で「ロボットと名前が付いていること」と聞いてとても納得した。ヘビロボのアイデアが面白かった。
仙台市宮城野区 澁谷知成さん(13)
●自分の好きなことをしている人の話を聞くと面白い。自分もどんどんそれにひかれていった。
宮城県富谷町 佐藤大地さん(12)
●5つのロボットを自分で動かすことができたので、とても楽しかった。
大崎市 沼澤歩志さん(13)
●いろいろなロボットを見ることができ、仕組みなどを考えるのが楽しかった。
仙台市青葉区 野中美桜さん(12)
●ロボットの操縦はとても面白く、しかも思ったより速かったので、おどろきました。
宮城県利府町 佐々木望亜さん(13)
●ロボットをどうしたらつくれるのか、構造などがよくわかった。
多賀城市 宮田夢大さん(11)
●直接見て、モーターなどの部品を探したりしてつくることがわかった。今度ぜひつくってみたいなと感じました。
仙台市青葉区 佐藤綺音さん(13)
●ロボットのくわしいことやつくり方が知れてうれしかったです。
仙台市太白区 佐々木新太さん(9)
●僕の質問に対して、的確なアドバイスをしてくれたため、わかりやすかった。
仙台市青葉区 遠田颯さん(13)
仙台進学プラザPRESENTS 保護者向け講演会
「お子さまの人生と向き合うために知っておきたい5つの法則」
「なぜお子さんに勉強してほしいのですか」という初歩的な質問から問題を突き詰めていくことによって「目的が変われば人生は変わる」と、木下さんは一つ目の法則を導き出します。そして「他人を喜ばせた人生」と「自分が喜びたい人生」との違いを示し、感謝や信頼を得るのは人を喜ばせる人生の中にあると指摘します。さらに「人に与えたものは必ず自分に還る」「存在承認が幸せへの第一歩」「許しと感謝は幸せを約束する」と順を追って法則を示し、「課題に向き合い続けることで成長が約束され人生は光り輝く」と解き明かします。「今日は子育てだけのことではなく、働き方、人生への向き合い方のヒントとして聞いていただき何かお役に立てるならありがたいです」と話す木下さんの圧倒的な説得力に、参加者は納得の表情を見せていました。
講演者/木下晴弘氏(アビリティトレーニング代表取締役)
[プロフィール]1965年大阪府生まれ。同志社大学卒業後、銀行に就職するが、学生時代大手進学塾の講師経験で得た充実感が忘れられず、退職して同塾の専任講師になる。生徒からの支持率95%という驚異的な成績を誇り、多数の生徒を超難関校合格へと誘う。その後、関西屈指の進学塾の設立・経営に参画し、講師・講師研修などを実践。2001年からは株式会社アビリティトレーニングの代表として、全国で教員・保護者・生徒向け、さらに企業向けの講演を行い、セミナー受講者は26万人を超える。
このシゴトをするには、どんなことが大切なのかな?
いっしょに学んで、一生懸命質問して、とても楽しい授業でした。
①歯医者のお仕事
子どもたちの成長を感じられる仕事です
講 師
こぐえ歯科クリニック
小久江由佳子先生と皆さん
幼少の頃通院していた歯科医師がとても優しく、通うのが楽しかった思い出があり、小児歯科医を目指すようになりました。歯医者になるためには、国家試験に合格しなければならないので勉強は必要ですが、「やるときはやる」「遊ぶときは遊ぶ」とメリハリをつけ、集中力を持って臨むことが大切です。
小児歯科医はたくさんの子どもたちと接し、口の中の健康を守る仕事です。子どもの成長を保護者の方々と一緒に喜べるときはやりがいを感じますが、一方、小さな子どもの口にたくさんの虫歯があると、歯科医師として事前に何かできなかったのか、と悩むこともあります。
授業では子どもたちがキラキラした目で真剣に話を聞いてくれましたし、一生懸命取り組む姿も印象的でした。学校生活でも今回のように色々なことに挑戦していくと、「自分で考え、行動する力」が身についてきます。そのことを忘れないでくださいね。
参加者の声
仙台市宮城野区 武田七海さん(10)
将来を考えるきっかけに
歯の模型作りが楽しかったです。石膏に色を付けたり、絵を描いたりしました。治療に使う道具も見せてもらえたし、触ってみることもできたのでよかったです。今回体験できて、将来の夢が膨らみました。今度は違う職業も体験してみたいです。
歯につめものをする体験がむずかしかったけど、歯医者の人はきれいにやっていてすごいなぁと思いました。
名取市 滝口ひなたさん(10)
いろんな材料でスーパーボールや貝がらを作れて楽しかった。
福島県郡山市 廣瀬夏凪さん(10)
歯医者についていろんなことを知ることができたのでうれしかった。将来ますます歯医者さんになりたくなった。
名取市 岩田遼汰郎さん(11)
最初は「できるかな…」と不安だったけれど、やっているうちにたのしくなった。
多賀城市 鈴木大晟さん(12)
かたとりの体けんとか、じっさいにちりょうで使われているものをさわることができてよかったです。
仙台市青葉区 高橋東生さん(8)
②警察官のお仕事
何事にも目標を持ち、挑戦することが大事
講 師
宮城県警察本部交通企画課安全係
藤原誠警部
警察官は、県民の皆さまの理解と協力をいただきながら、地域の安全と安心を守る仕事です。そのため、感謝や労いの言葉をいただくときにとてもやりがいを感じます。私はそんな警察官の中でも特に白バイ隊員に憧れてこの職業を選びました。今は、地域の方々が交通事故に遭わないようにするために交通安全教育活動などを行っています。
授業では、皆さん真剣に話を聞いてくれましたし、シートベルトの安全性などを体験できる交通安全教育車のシミュレーターやパトカーを使ったマイク広報では、楽しみながら取り組んでくれました。警察官に限らず、仕事をする上で重要なのは自分の置かれた立場をしっかりと把握し、一生懸命取り組むこと。子どもたちの様子から、その一片を感じ取ることができました。その姿勢を忘れず、これからも日々目標を持って、何事にも挑戦していってほしいと思います。
参加者の声
仙台市宮城野区 山田哲徳さん(10)
シミュレーターがおもしろかった
警察官にはいろんな仕事があるんだということがわかりました。自転車のシミュレーターがおもしろかったです。紙芝居では道路には危険がいっぱいだということもわかったので、今度から自転車に乗るときは気をつけようと思いました。
前から警察の白バイ隊員になりたいと思っていたので、今日の体験は楽しかったです。
名取市 三浦若奈さん(10)
警察官という仕事はたんじゅんだと思っていたが、話を聞いているととてもおもしろかった。ふだんの生活にもやくだつので忘れずに覚えたい。
仙台市泉区 山本琳さん(13)
はんしゃしんけいのゲームや、シートベルトの役わりなどがしれた。安全に自転車に乗ろうと思った。
仙台市泉区 阿部由依さん(9)
パトカーに乗ってみたりして、警察の仕事についてもっと知ることができた。
仙台市太白区 名木野駿さん(14)
自転車に乗る体験で、右、左、うしろも見て安全運転で走りたいです。
名取市 佐藤希美さん(10)
③キャラクターデザインのお仕事
いろんなことに興味を持って、感性を鍛えよう
講 師
(株)グラフィック・トイ
田村晋さん、大峯由美子さん(写真)
小さい頃から絵を描くことが好きで、その仕事に就くためにさまざまなキャラクターを研究しました。なぜ愛されるのか、なぜ飽きられないのか…。また、自分の作品をいろんな人に見てもらうようにもしていました。
大事なのは、たくさんのものを見て、感じ、興味関心を持つことだと思います。技術は描くことによって磨かれますが、生み出すために必要な発想力は、一朝一夕で身につくものではありません。そうした感性を磨き、諦めず努力していけば、夢はきっとかないます。
当日は多くの子どもたちが目を輝かせながら、自分の考えたキャラクターを発表してくれました。発表されたキャラクターを見て子どもたちから笑顔があふれていたように、キャラクターデザインは人を笑顔にするやりがいのある仕事です。今回授業を受けた子たちの中から、将来キャラクターを描くような仕事に就く子が出てきてくれたら、とてもうれしく思います。(大峯)
参加者の声
仙台市泉区 鈴木和さん(11)
キャラクターは奥が深い!
絵を描くのが好きで参加しました。性格とか大きさとか、ちゃんと決めて世の中のキャラクターはできあがっているんだと驚きました。講師の方のお話もおもしろかったし、絵を描くときは今日勉強したことを意識して描いてみようと思います。
自分でキャラクターを考えるのはむずかしかったけど、想ぞうするのは楽しかったです。
仙台市太白区 富永恵理さん(9)
キャラクターデザインの仕事がどんなものかよくわかりました。自分でキャラクターをつくるのもおもしろかったです。大きくなったらキャラクターデザインのしごとをやってもおもしろそうだなとおもいました。
仙台市宮城野区 西尾実咲希さん(9)
マンガを描くのが好きなので、今日かいたキャラクターを登場させたり、かざったりしたいです。すごく楽しかったです!!
仙台市泉区 目黒叶乃子さん(12)
絵を大切と思ったじゅぎょうはこれのほかにありません。とてもかんどうして、これからも絵をかいていきたいです。
仙台市青葉区 蛯名一朗さん(11)
自分で描いたキャラクターを発表したとき、しつもんしてくれたり、笑ってくれた人がいたのでとても楽しかったです。
仙台市青葉区 大野くるみさん(10)
④ネイリストのお仕事
技術や感性だけでなく、ホスピタリティーも大切
講 師
ネイルサロンペリカンボタン
菅原加織さん
大好きなネイルを夢中になって練習し、仕事に生かしてきました。とにかくコツコツと練習することが大切ですが、自分の技術や感性を押しつけるようになってはいけません。お客さんとの間に信頼関係を築き、喜んでもらえるような努力が必要です。
練習をしてもなかなかうまくできないときもありますが、たくさんおしゃれをしたり、絵を描いたり本を読んだり、そうしたところから感性を磨いていくことはできます。休みの日にはネイルをして出かけてみてください。いつもより楽しく感じられると思います。その気持ちを誰かに分けてあげたいと思えたら、すてきなネイリストになれるでしょう。
今回は子どもたちが真剣に話を聞き、楽しんでくれて、とてもいい経験になりました。おしゃれが好きなのは子どもも大人も変わらないもの。そんなおしゃれ心を、いつまでも忘れないでいてください。
参加者の声
仙台市太白区 菊地美乃さん(12)
家でもネイルに挑戦したい
ネイルは爪に色を塗るだけかと思っていましたが、実際にはいろんな細かい作業があり、そこが少し難しく感じました。でも講師の方が優しく教えてくれたので、きれいに塗れてうれしかったです。家に帰ったら自分でも挑戦します!
実際にネイリストの方に来て教えてもらったので、とてもきちょうな体験になりました。左手(きき手じゃない方)で塗るのは大変でした。
仙台市泉区 髙坂茉由さん(11)
意外に難しかったですが、マニキュアで人のいん象などが変わるのがすごいと思いました。
仙台市太白区 浅野奈々佳さん(12)
ネイリストの内ようや、大変なところなどをくわしく教えてもらえました。ネイルをぬるのも楽しかったです。ぜひまた参加したいです。
仙台市太白区 菅原美南子さん(10)
とってもピカピカ、キラキラしていてかわいかったです。なかなか友達とネイルをしあったりしないので、ドキドキしました。私のゆめはずっとネイリストだったので、ゆめに一歩近づけてよかったです!
多賀城市 井上千椰さん(11)
もともとオシャレとかネイルをするのが好きで、少し興味をもっていました。が、今回この授業を受けて、ネイルについてもっとしって、ネイリストになってみたいなと思えました! とても楽しかったです!
多賀城市 佐々木音和さん(11)
⑤テレビ局のお仕事
好奇心やいろいろな体験を大事にして、夢に挑戦してみてください
講 師
NHK仙台放送局
星川幸さん(左)、吉田晴香さん(右)
子どもの頃からの夢に挑戦しようと、試験対策講座のあるアナウンススクールに通いました。いつもノートを持ち歩いて、街を歩いていて感じた季節の変化や食べておいしかったものの感想を書いたり、新聞記事をスクラップして自分の意見を書いたり、とにかく思ったことを何でも書いて言葉にし、人に伝える練習をしました。社会の動きに詳しくなり、自分の気持ちも整理できて、とても役立ちました。(星川)
番組制作体験では、放送がカメラマンやディレクターをはじめ「チームの力」で作られていることを実感してもらえたと思います。私たちキャスターは、最後に、みんなの思いをつないで届ける責任の重い仕事です。その分、伝えたいことが本当に伝わったとき、大きな喜びがあります。自分の好奇心を大事にして、いろいろな人に出会い、さまざまなことを体験してください。無駄なことは一つもありません。(吉田)
参加者の声
仙台市宮城野区 渡部魁人さん(12)
キャスター役が楽しかった
テレビ局は、去年社会科見学で行ったときから興味を持っていたので応募しました。キャスター役としてテレビ番組づくりに参加して、とても楽しかったです。いろんなことを人に聞いてみるインタビューに興味を持ちました。
ふだんテレビに映らないPD(プログラムディレクター)やTD(テクニカルディレクター)などのことも知ることができて、よかったです。
大崎市 平塚大翔さん(11)
アナウンサーの人が質問にていねいに答えてくれた。お話も上手で、答えもとてもわかりやすかった。説明の映像もわかりやすかったです。
仙台市青葉区 遠藤未來呼さん(11)
リポーター役の時に原稿をすらすら読むのがむずかしかったです。「テレビ番組を作る」と一口に言っても、いろんな仕事があることがわかりました。
仙台市太白区 佐々木美玲さん(11)
番組を作る時には、たくさんのスタッフが協力して作っていることがわかりました。リポーターという仕事も体験できて楽しかったです。また体験したいです。
宮城県利府町 横山梨帆さん(11)
テレビ番組のうらがわは、チームワークによって支えられているとわかって、すごいなと思いました。
多賀城市 瀧田澄怜さん(11)
⑥学芸員のお仕事
興味や関心のある、大好きなものやことを伝える仕事
講 師
東北歴史博物館の皆さん
今回は、石碑から拓本をとる、掛け軸を展示する、土器を安全に運ぶために梱包するなどの体験をしてもらいました。ふだんはほとんど目にすることがない学芸員の仕事に興味を持って参加していただき、私たちもうれしい気持ちでいっぱいです。
学芸員として働く場所は、私たちのような考古学や歴史などの分野だけではなく、美術工芸、科学技術、それ以外にも動物園・植物園で働く分野など、多くの分野があります。これらの学芸員の仕事に必要なこととして、共通のことが2つあると思います。1つは、どんなことにも興味や関心を抱く好奇心いっぱいの心。もう1つは、大好きな「もの」や「こと」を持ち、一生懸命学ぶことです。
「理想」はなかなか実現できなくても「夢」は絶対にかなえることができるものだと、自分自身を信じて明るく、元気にがんばれば、きっとその2つを手に入れられると思います。
参加者の声
多賀城市 真壁勇雅さん(11)
大事な土器が割れないように
土器を運ぶ時、大事なものなので割れたりしないようにつつんで箱に入れるやり方を実際に体験して難しい仕事だと思いました。石碑の字を写す作業は面白かったです。これから、もっと社会や歴史のことを知りたいと思いました。
学芸員として、ただ展示することにも安全の確保などを行うために、たくさんの努力があることを知りました。
大崎市 平塚大貴さん(13)
絵を壁にかざるのがむずかしかったです。資料をこわさないために、入れ物の箱やつつみ方に工夫がされていておどろきました。
宮城県利府町 横山響さん(11)
拓本のやり方が意外でおもしろかったです。今度、東北歴史博物館に行ってみようと思いました。
名取市 門脇遼太郎さん(12)
ふだん見れないところで働く学芸員のことについて、よく知ることができました。これから博物館に行くときは、少し視点を変えて見てみたいと思いました。
仙台市青葉区 齋藤隆晟さん(12)
実際に土器にさわれるなど、とてもよかったと思います。あらためて博物館に行ってみたいと思いました。
仙台市青葉区 奥崎現基さん(11)
⑦サウンドクリエーターのお仕事
大勢の人に聴いてもらえる、やりがいのある仕事
講 師
(株)キヴィ・エンタテインメント
長登隆宗さん
小学5年生の時に、ラジオから流れていた曲を譜面がなくてもピアノで弾きたいと思ったことがきっかけで、自分も音楽を作る立場になりたいと思いました。
この仕事をやるためには「音楽がどれだけ好きか!」が大切だと思います。楽しさとともに作り出す苦しさもありますが、大勢の人たちの記憶に残る物を作れるという魅力があります。自分が作った音楽がTVやラジオから流れて、それを聞いた人たちから、知ってます! とか、あの曲が好きです! と言ってもらえると、とてもうれしいし、やりがいがある仕事だと思います。
終了後に質問に来てくれた子どもたちもいて、その熱心な向上心に元気をもらいました。ほとんどの子どもたちが楽器を習っているようでしたが、自分たちが習っていることが音楽を作る仕事に結びつく可能性があると感じてもらうことができ、うれしく思いました。
参加者の声
仙台市青葉区 三島凛花さん(12)
音をつくりだす新しい楽しさ
ピアノを習っていて音楽に興味がありました。音一つ違うだけで聴こえ方や感情が違ってくるんだなと思いました。多賀城のCMサウンドづくりでナレーションを考えたり歌ったり、先生がピアノで音を入れたりして楽しかったです。
映像に合わせて、曲を考えるのがすごいなと思いました。ふだん何気なく見ているコマーシャルにも、いろんな人の思いがつのって作られているのだなと思いました。
仙台市青葉区 佐治照紗さん(13)
学校でぼくのクラスは歌うことが多いので、このような仕事もいいなと、思いました。
仙台市太白区 上田修大さん(11)
多賀城のCMを作ったりしておもしろかったです。音をどのように作るかわかってよかったです。
仙台市青葉区 伊藤帆花さん(11)
わたしは音楽が好きで、いつか曲やメロディーをつくってみたいです。いろんなことを学びました。
仙台市青葉区 森谷美月さん(9)
実際にキャッチコピーに合わせて曲を考えたが、とんでもなく難しかった。でも、長登さんのアドリブ曲はすごくきれいだった。
仙台市青葉区 峯岸和歩さん(12)