2018年・第81回
入賞作品

日本画

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河北賞

作品画像
「在る」

菅野耕平
山形市

宮城県知事賞

作品画像
「変わらないもの」

佐々木陽子
滝沢市

一力次郎賞

作品画像
「ワタリガニ」

三沢英伍
米沢市

東北放送賞

東北放送賞 じいちゃんと僕と
じいちゃんと僕と

阿部淑子
塩釜市

宮城県芸術協会賞

作品画像
あたりまえになることⅡ

日野沙耶
京都市

新人奨励賞

作品画像
君の住む街

髙橋悠華
仙台市

東北電力賞

作品画像
静寂

鈴木洋子
角田市

審査員奨励賞

作品画像
疼心(とうしん)

阿部君江
石巻市

賞候補

作品画像
湧きあがるもの

加藤博子
岩沼市

賞候補

作品画像
愛を継ぐもの

熊谷眞由美
仙台市

賞候補

作品画像
群々

土田翔
山形市

賞候補

賞候補 ユメウツツ
ユメウツツ

引地萌々花
角田市

洋画

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河北賞

作品画像
微風

菅原典子
仙台市

文部科学大臣賞

作品画像
昆虫採集

小川佳美
仙台市

JAL賞

作品画像
引き継がれし祭り

熊谷篤人
栗原市

青森県知事賞

作品画像
ホテルのシェフたち

津田幸範
仙台市

岩手県知事賞

作品画像
三陸の海

高田啓介
二戸市

秋田県知事賞

作品画像
記憶-層-

伊藤信義
仙台市

山形県知事賞

作品画像
許す

氏家美夏
仙台市

福島県知事賞

作品画像
コートゥヤード

其田マサ
仙台市

宮城県教委教育長賞

作品画像
再生の町へ

山口優子
名取市

仙台市教委賞

作品画像
早天の松島

遠山晴夫
宮城・大和町

一力次郎賞

作品画像
ふるさとへの道

岡崎義恵
仙台市

東北放送賞

作品画像
台所のわたし

佐々木捷子
宮城・美里町

宮城県芸術協会賞

作品画像
マイノリティ

天満秀人
会津若松市

藤崎賞

作品画像

斉藤文子
栗原市

菅野廉賞

菅野廉賞 湿原の愛
湿原の愛

漆畑幸男
八戸市

渋谷栄太郎賞

作品画像
いなさ吹く

萱場俊喜
宮城・柴田町

東北電力賞

東北電力賞 床

木村仁美
宮城・亘理町

山本壮一郎賞

作品画像
私悪

織田島三四郎
仙台市

賞候補

作品画像
Le Paradis(ル・パラディ)

阿部広
登米市

賞候補

作品画像
YORU‐寄‐

阿部怜奈
仙台市

賞候補

作品画像
YoshiD World 顔のある景Ⅰ

吉田敦子
仙台市

賞候補

作品画像
向日葵

及川春雄
栗原市

賞候補

作品画像
幻想の詩

朽木保男
山形・中山町

賞候補

作品画像
種差海道

十文字和平
八戸市

賞候補

作品画像Ⅰ
心象風景Ⅰ

町田美野
名取市

賞候補

賞候補 世界一美しい鳥の夢を見た(Ⅰ)
世界一美しい鳥の夢を見た(Ⅰ)

樋口幸子
仙台市

彫刻

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河北賞

作品画像
可能性の重荷

横山信人
仙台市

仙台市長賞

作品画像
a tree man

松岡圭介
仙台市

東北放送賞

作品画像
草花について

西村大喜
栃木・大田原市

宮城県芸術協会賞

作品画像
sunny

清水直土
仙台市

東北電力賞

作品画像
白夜

中田ちひろ
茨城・土浦市

賞候補

作品画像
星霜

松山学
東京・足立区

審査員総評

日本画

岡村倫行 氏
岡村 倫行 氏 [日展]

独自な作風が昨年より増えた印象がある。審査は6回目。当初は似た傾向の作品が目に付いたが、年ごとにバラエティーに富んできた。若い人の作品も目立ち、年齢的なバランスが取れている。70~90代の絵が若々しく、作者の年齢を知って驚くことが多かった。

他の公募展と比べ、真面目に着実に取り組んだと見える作品が多い。今後も、自分が感動したものを画面にどう表現するのか強く意識してほしい。その努力が見る人の共感を引き出す。


宮廽正明 氏
宮廽 正明 氏 [日本美術院]

作品は多様性があり、審査も非常に楽しかった。幅広い年代の方々がそれぞれの個性をしっかり持ちながら混在しているのがいい。色の使い方も上手な作品が多かった。新しいものを取り入れる創意工夫、東北人らしい力強さが表現に表れていると感じた。

絵を描くことで心に豊かさが生まれ、コミュニティーも活性化していくと思う。出品者が互いに楽しみながら切磋琢磨を続け、さらに文化の土壌が発展していくことを期待している。


洋画

佐藤哲 氏
佐藤 哲 氏 [日展]

河北美術展の審査は今回が初めて。自由な発想による主題の選定や、型にはまらない描き方が見られ、東北最大の公募展として想像以上の収穫だった。

奔放さを生かす上でも、「主役」は真ん中に配置する―など絵画の基本をしっかり勉強してもらいたい。
一方で、レベルの差も気になった。複数点出品者の中には、全く同じ構図で応募した例も散見された。作品は自分の言いたいことを表現するものだから、1点1点大切にしてほしい。


池口史子 氏
池口 史子 氏 [立軌会]

総じてレベルは高かったが、昨年と比べて地味な印象を受けた。迫力ある作品が減ったように感じた。

若手はアイデアが光る作品が多かった。デッサン力が増せば楽しみな存在になるだろう。年配の方の若々しい感性にも驚かされた。
写真をそのままキャンバスに写した作品が散見されたが、リアリティーや魅力に欠ける。自分の目で対象を見て描いてほしい。選外の人はデッサンに励むこと。地道な作業だが、継続は力なりだ。


藪野健 氏
藪野 健 氏 [二紀会]

深い語り掛けがある 10、20代の作品に出合えてうれしい。一方、年齢を超えてはつらつとした80、90代の作品に心が躍った。

表現方法やモチーフが多彩で実に楽しい。抽象や具象、立体に木版画。人物あり、動植物ありと一色でないところが素晴らしい。本展の特色だと思う。
複数点を出品する場合、大きさではなく、テーマを変えてほしい。伝えたいものを思う存分に描くことが肝要だ。技術は後から付いてくる。


彫刻

木戸修 氏
木戸 修 氏 [無所属]

意欲的、挑戦的な作品が多く、全体にエネルギーを感じた。人間の根本を深く見詰めた作品があり、うれしく思う。応募者の世代は幅広く、素材も石、木、粘土、金属と多様だった。

出品点数が増え、選外にも良作が目立った。今回は選外でも自分の表現を大切に制作を続けてほしい。大事なのは事前の構想。一つの見方に固執せず、さまざまな視点で検討を十分に重ねてから作業に取りかかれば伸びるだろう作品がいくつもあった。

概要

第81回河北美術展
会期2018年4月26日~5月8日
会場藤崎本館7階催事場・8階、一番町館5階
日本画出品115点、入賞8点、入選55点、入賞・入選率54.8%
洋画出品686点、入賞18点、入選262点、入賞・入選率40.8%
彫刻出品33点、入賞5点、入選15点、入賞・入選率60.6%
審査員日本画=岡村倫行、宮廻正明、洋画=佐藤哲、藪野健、池口史子、彫刻=木戸修

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