2022年・第83回
入賞作品

日本画

※作品画像をクリックすると拡大表示します。※画像の無断転載を禁じます。

河北賞

作品画像
「夜明けの詩」

山本 政彰
宮城・仙台市

宮城県知事賞

作品画像
「もう少し」

梅森 さえ子
宮城・仙台市

一力一夫賞(小品枠)

作品画像
「秋果」

高橋 哲子
宮城・仙台市

一力次郎賞

作品画像
「さざえ堂図 二」

庄子 幸一
宮城・多賀城市

東北放送賞

作品画像
「希望」

石堂 智子
宮城・仙台市

宮城県芸術協会賞

作品画像
「紡ぐ」

櫻井 伸子
宮城・仙台市

東北電力賞

作品画像
「晩秋の緋色」

富樫 清子
宮城・仙台市

東北福祉大学賞

作品画像
「秘峡」

和田 正弘
宮城・石巻市

新人奨励賞

作品画像
「絡まる」

千葉 えつ子
宮城・仙台市

審査員奨励賞

作品画像
「潜」

荒井 静子
宮城・仙台市

奨励賞(小品枠)

作品画像
「ゆったり時の流れ」

橋本 道代
宮城・仙台市

賞候補

作品画像
「もう一人の自分に出会う場所」

高杉 つぐみ
青森・弘前市

賞候補

作品画像
「折鶴の願い」

千田 卓内
宮城・仙台市

賞候補

作品画像
「エーゲ海、イドラの春」

星澤 邦夫
宮城・石巻市

賞候補

作品画像
「うえに向って」

渡辺 ひかり
宮城・仙台市

洋画

※作品画像をクリックすると拡大表示します。※画像の無断転載を禁じます。

河北賞

作品画像
「忘れた約束2022-Ⅱ」

鈴木 千津
宮城・石巻市

文部科学大臣賞

作品画像
「北の漁村」

高田 啓介
岩手・二戸市

JAL賞

作品画像
「記憶の街」

伊藤 信義
宮城・仙台市

青森県知事賞

作品画像
「まきばの親子」

漆畑 幸男
青森・八戸市

岩手県知事賞

作品画像
「愛しきもの」

石井 希代子
宮城・名取市

秋田県知事賞

作品画像
「ひととき(2)」

佐治 紅実
宮城・仙台市

山形県知事賞

作品画像
「Blue Rondo」

阿部 広
宮城・登米市

福島県知事賞

作品画像
「光差す(つゆの晴れ間)」

其田 マサ
宮城・仙台市

一力一夫賞(小品枠)

作品画像
「切り絵・日本海の荒波」

小池 定夫
宮城・仙台市

仙台市長賞

作品画像
「跡」

大友 倫章
宮城・岩沼市

宮城県教委教育長賞

作品画像
「堆積する風景-春-」

町田 美野
宮城・名取市

仙台市教委賞

作品画像
「老桜」

西脇 正彦
宮城・石巻市

一力次郎賞

作品画像
「記憶の中へ」

菅原 典子
宮城・仙台市

東北放送賞

作品画像
「風景との対話-Ⅱ」

大坂 祥春
宮城・大崎市

宮城県芸術協会賞

作品画像
「風の記憶<風は緑>」

數本 奈智子
宮城・仙台市

藤崎賞

作品画像
「雨の滝壺」

上浦 常雄
山形・山形市

菅野廉賞

作品画像
「自画像」

野﨑 康宏
岩手・二戸市

渋谷栄太郎賞

作品画像
「瞑想」

増田 敏昭
宮城・仙台市

東北電力賞

作品画像
「散華」

鈴木 和彦
宮城・岩沼市

山本壮一郎賞

作品画像
「動物物語Ⅱ」

下斗米 あかり
宮城・川崎町

東北福祉大学賞

作品画像
「無空無 えいまかん(正) 」

石川 喜美
宮城・仙台市

新人奨励賞

作品画像
「雪に奏す、寂々」

渡邊 修一
山形・米沢市

審査員奨励賞

作品画像
「卓上」

斎藤 良子
秋田・にかほ市

奨励賞(小品枠)

作品画像
「希望」

菊地 裕子
青森・八戸市

賞候補

作品画像
「インコのとちくん アマゾンへ行く」

小川 佳美
宮城・仙台市

賞候補

作品画像
「繭の宇宙」

鈴木 雅之
宮城・大河原町

賞候補

作品画像
「果てしなき夢」

堀 英敏
宮城・仙台市

彫刻

※作品画像をクリックすると拡大表示します。※画像の無断転載を禁じます。

河北賞

作品画像
「碧の情景」

竹本 悠大郎
新潟・長岡市

東北放送賞

作品画像
「時の舟にて」

栗田 智彦
宮城・仙台市

宮城県芸術協会賞

作品画像
「NEXT」

堀 宏美
宮城・仙台市

東北電力賞

作品画像
「自然との対話『時空の森-2022』」

鈴木 満
山形・山形市

東北福祉大学賞

作品画像
「春一番」

及川 学
宮城・登米市

賞候補

「優しげな人」

中野 優音
宮城・仙台市

審査員総評

日本画

小田野尚之 氏
小田野 尚之 氏

審査は初めて。全体のレベルが非常に高く驚いた。若い人の作品には伸びしろを感じた。年配の方々も感性が柔軟で、固定観念にとらわれない表現が多かった。

選外にも魅力的で記憶に残る作品はあった。技法の未熟さや全体のバランスの問題などがあったが、入選との差はわずか。引き続き描く意欲を持ってほしい。

小品は、作品なりの大きさにまとまってしまった印象だ。自分の魅力を生かす方法を探してほしい。


洋画

佐藤哲 氏
佐藤 哲 氏

全体的に幅広く、自由な作品が多かった。ベテランがよく頑張った。若手も力があり、目の付けどころが面白かった。

河北美術展は他の公募展に比べて若者の参加が多い。若い人が参加しやすい小品枠を新設した意義は大きく、今後も出品が増えるだろう。出品者が離れる前に、3年ぶりに開催できてよかった。新型コロナウイルス禍で家にこもる時代こそ、美術について考えるチャンスだ。若い人には絵の理論を学んでほしい。


小杉小二郎 氏
小杉 小二郎 氏

初めてこの美術展の審査に当たったが、質の高さに驚いた。手を抜いた作品がない。おのおのが力を出し切っているのが伝わり、審査して心地よかった。東北の地域柄ゆえか、雪などの風景画に秀作が多かった。

高齢の出品者は技術と思想がしっかりしていて、わが道を見つめるような仕事ぶりが印象的だった。エネルギーと集中力の持続をたたえたい。半面、公募展の将来を考えると若い出品者が少ないのが心配。積極的に挑戦してほしい。


彫刻

早川髙師 氏
早川 髙師 氏

彫刻というものに対する自分の概念、例えば「人物をつくるのが彫刻だ」というような考え方を持ち過ぎているのではないか。抽象を含め、どこかで出合ったことがありそうな、納まり返っている作品が多い。

もっと自分の内面から湧き出る、素朴な訴える力が欲しい。自分がつくりたいものがまだ見えてこないのだろう。「作品とはなんぞや」と考え抜くことが必要だ。上位の作品にはいずれも、素材の持ち味を生かした存在感があった。

概要

第83回河北美術展
会期2022年5月11日~17日
会場TFUギャラリーミニモリ
日本画出品118点、入賞11点、賞候補4点、入選54点、入賞・入選率58.5%
洋画出品684点、入賞24点、賞候補3点、入選216点、入賞・入選率35.5%
彫刻出品24点、入賞5点、賞候補1点、入選11点、入賞・入選率70.8%
審査員日本画=小田野尚之、洋画=佐藤哲、小杉小二郎、彫刻=早川髙師

Top

Home