賛同企業のできること2021
未来の命を守る取り組みで地域防災の強化を
「Rethink PROJECT」防災ジオラマワークショップを開催
JTでは、「Rethink PROJECT(リシンク・プロジェクト)」として、地域社会とのパートナーシップを基盤とした地域貢献活動を行っている。これは、〝Rethink〟をキーワードにこれまでにない視点や考え方を生かし、地域のパートナーと〝新しい明日〟を共に創り上げるために社会課題と向き合うプロジェクトだ。
段ボールジオラマワークショップは、段ボール製のパーツを組み立てて地域の地形を立体的に再現したジオラマを製作するもの。地域の災害リスクを参加者自らが考える機会にし、防災意識の向上を図る。2021年は、釜石市の「ぼうさいこくたい2021」や仙台市など東北エリアで9回実施。参加者から「自分の住む地域のジオラマを作ることで、どこが危険でどこが安全か、楽しく学べることができた」という声が多数寄せられた。
今後は他のエリアでも展開していく予定。防災を多くの人たちと一緒に考える時間を引き続き大切にしていきたいと考えている。
段ボールジオラマで地域の地形を再現
取材協力/JT 東北支社
強い使命感を抱きながら地域の安全を守る担い手に
豚熱感染の防疫対策など宮城の日常を支える責務も遂行
震災復興のリーディングプロジェクトとして進められた「三陸沿岸道路」が、2021年末に念願の仙台市から八戸市までの359㎞が全線開通を果たすなど、宮城県建設業協会はふるさと宮城の復興完遂に総力を挙げて取り組んでいる。
コロナ禍においてさまざまな活動が制約される中でも、宮城県民の日常生活に支障をきたすことがないよう、維持管理を含めた社会インフラの整備を担っている。昨年12月、県内の豚舎農場で初となる「豚熱(CSF)」感染が立て続けに発生し、宮城県建設業協会はその防疫対応に尽力した。24時間体制、年末年始返上の過酷な状況下で埋却作業などに当たり、まさにエッセンシャルワーカーとしての役割を果たしている。
また、震災の風化が懸念される中、地域建設業の目線による復興の現状や教訓を伝える震災記録誌の発刊も続けている。2月末に第10弾となった「宮城県建設業協会の闘い」を発刊。県内図書館や学校、関係機関などで配布を行っている。
今号で10冊目を数える「宮城県建設業協会の闘い」
豚熱(CSF)の防疫処置として行った昨年末の埋却作業
取材協力/一般社団法人 宮城県建設業協会
地域に元気をもたらす2大プロジェクトを推進
健康を守るスポーツイベントと地元を支える応援募金の試み
明治安田生命仙台支社は、事業活動を通じたSDGs達成を目標に、顧客・地域社会・働く仲間の健康増進を応援する「みんなの健活プロジェクト」、地域活性化を目指す「地元の元気プロジェクト」の2〝大〟プロジェクトを推進している。
「みんなの健活プロジェクト」として昨年8月22日と10月16日に開催した「ベガルタ仙台サッカー教室」には、両日多くの小学生が参加し、コーチ陣による指導を受けた。1月29日には「Jリーグウォーキングin SENDAI」を開催。約350人の参加者が、元ベガルタ選手2人と共に仙台市泉区の七北田公園周辺を約1時間歩いた。
また、「地元の元気プロジェクト」の一環として「私の地元応援募金」も実施。従業員が自身にゆかりのある自治体などに行った募金へ会社が上乗せして寄付する取り組みで、県内18の自治体などに総額約827万円を寄贈した。今後も、社会全体が元気を取り戻すことを願い、支援を継続していく。
小学生たちが熱心に学んだサッカー教室
元ベガルタ選手2人と参加者で記念写真
取材協力/明治安田生命仙台支社
賑わいを増す港町で心を通わす時間を
まちづくりを支えながら地域との交流を継続
三菱地所グループは、被災地支援の一環として女川駅前の商業施設「シーパルピア女川」の開業に向けて支援。地元の方々と直接顔を合わせながら施設運営のノウハウ提供を行った。2015年12月の施設開業以降は、「シーパルピア女川」と三菱地所グループが運営する仙台市泉区の商業施設「泉パークタウン タピオ」と姉妹施設協定を締結。「おながわ秋刀魚収獲祭IN泉パークタウン」などのイベントを毎年実施し、相互交流を図ってきた。さらに16年以降、新入社員全員が研修で女川町を訪問。地元の方々からまちづくりについて話を聞くなど、女川町役場・女川町観光協会などから協力を得ながら、良好な関係が続いている。
本年度は、コロナ禍の影響で「おながわ秋刀魚収獲祭」は実施できなかったが、新入社員研修を実施し、全員が女川町を訪問した。
おながわ秋刀魚収獲祭でイベントに参加
本年度行った2020年度新入社員研修
取材協力/三菱地所株式会社
東北のみらいを、あなたと。
東北の未来を力強く支える新たなチャレンジを応援
サントリーグループは、東日本大震災復興支援「サントリー東北サンさんプロジェクト」を立ち上げ、「漁業」「子ども」「文化・芸術・スポーツ」「チャレンジド・スポーツ」の分野を中心に総額108億円の規模で復興支援活動に取り組んできた。これまでと変わらず岩手県・宮城県・福島県に赴き、地域の人々と共により東北を盛り上げていきたい。そんな思いから、「みらいチャレンジプログラム」という取り組みを2021年からスタートさせた。
この取り組みは、3県の地方創生や地元活性化を目指し、新たな活動を始めようとする人たちを応援するプログラム。昨年に実施した第1期は、3県合わせて40の活動・総額4000万円をサポートした。第2期として今年は、5月9日を期限に応募を受け付け中。今後もサントリーグループは、東北にたくさんの笑顔と希望があふれるような未来づくりを支える取り組みを続けていく。詳細は、みらいチャレンジプログラム特設ホームページへ。
みらいチャレンジプログラム特設ホームページはこちら
第2期「みらいチャレンジプログラム」は5⽉9⽇まで応募受付中
取材協力/サントリーホールディングス株式会社
踊りや旅をテーマに音楽を通じて明るさ、楽しさを
2年ぶりに有観客コンサート開催
日立システムズは、震災の復興支援の一環として、音楽活動に取り組む中高生や幅広い年代に気軽に楽しんでもらうことを目的に「日立システムズエンジョイ!クラシック」を毎月第2土曜日19時からtbcラジオで放送している。番組編集長は、仙台フィルハーモニー管弦楽団の西本幸弘さん(バイオリン)、三宅進さん(チェロ)、西沢澄博さん(オーボエ)の3人。今年10月には、感染対策を徹底し2年ぶりに有観客で日立システムズ「希望の響き」シリーズ「エンジョイ! クラシックコンサート2021」を開催。仙台フィルと東北高校音楽部の共演も実現した。この模様を12月19日16時にtbcラジオ「エンジョイ!クラシックスペシャル」として放送、期間限定でtbc公式YouTubeチャンネルでも無料配信中。
今後も、文化面からの復興支援を継続し、若い人材の育成にも貢献していく。
番組編集長の曲目解説(日立システムズホール仙台)
左から西沢さん、西本さん、三宅さん
取材協力/株式会社 日立システムズ